本書を読めば誰しも19世紀初頭のウィーンの街を有意義に旅行できるだろう。当時のウィーンはヨーロッパの中心であり、ベートーヴェンの生涯の後半30年間はこの地で展開した。この旅では、まずこの街の数々の文化的側面を広範に照らし、それとベートーヴェンという作曲家が個人として芸術家として経験した出来事を結び付け、彼の振舞いの真相や彼の五線譜の意味の深さ、さらには音楽史における新時代の幕開けの前提となった高い独創性を一枚の絵に仕立てて見せてくれる。
再会、祝福、謝罪、おやすみのキス……、それぞれのシチュエーションに応じて、世界にはあらゆるタイプのキスがある。キスは愛情を示す素晴らしい方法。魚や蜂、それに蛇まで、キスすることができるんだ! だけど、そういうキス、動物のキスは、どんな音を立てるんだろう? 小さな読者のための楽しい絵本。各ページにある仕掛けやフラップを動かすことで、動物たちや人々のキスにはたくさんの仕方があることがわかるだろう。
朝鮮半島のエキサイティングな文化を掘り下げてみよう。その歴史は、両班、飢饉、戦争、独立の試み、また絶え間のない諸外国からの攻撃。さらに根本的に異なる2つの体制を作り上げた歴史的転換。先史時代から現在の分断や朝鮮戦争までを扱っている。現在の朝鮮半島に刻まれた政治的分断のせいで、30年前までスペインでは朝鮮半島について知っている人はほとんどいなかった。しかし、90年代が始まると、韓国の文化はK-popや韓国ドラマのおかげで注目されていく。
プレ・コロンビア美術として本書が扱うのは、メソアメリカの謎のオルメカ文明、古典期の都市テオティワカン、モンテ・アルバン遺跡のサポテカ文明、マヤ文明と都市遺跡、アンデス山脈のナスカの地上絵とティワナク遺跡、トゥーラ遺跡のトルテカ文明、チチェン・イッツア遺跡のマヤ・プウク様式から、テノチティトラン遺跡のアステカ文明、クスコとマチュピチュのインカ帝国までである。
私たちの社会では、人口の高齢化や大人と高齢者の生活の質の改善の追求は疑う余地のない現実だ。このシリーズでは、社会教育行動やグローバル、専門的な視点から、大人と高齢者が福祉を受けて自立した生活を送るために重要なテーマが扱われている。読者対象は、社会教育や心理学、作業療法、社会福祉分野の学生と教師。それに加え、老後に直面する課題に不安や関心のあるすべての人々である。
バルセロナという街での体験については多くの作家によって描写されてきた。マヌエル・デ・ソラ=モラレス、ホアン・ブスケッツ、ジョセップ・マリア・ウエルタス・クラベリア、ルイス・ペルマニェル、アレハンドレ・シリシ、イツィアル・ゴンサレスなどがこの街の歴史や出来事、公共機関と市民権の関係などを書き残した。本書は、カタルーニャ工科大学バルセロナ建築高等専門学校の教育プログラムの一環として企画されたプロジェクトおよび研究のエッセンスを紹介したものだ。
時として考えられているのとは逆に、キリスト教信仰と科学の関係には長い歴史があり、両者には親密な関係が存在する。キリスト教が成立した頃、キリスト教信仰とローマ帝国で広く普及していたギリシャ哲学及び科学が初めて出会い、中世では、当時の科学とキリスト教神学が結びついた。また、近代科学の黎明期には新たな状況が生み出されたが、そこでは、新たな科学を通じて神の認識に至る自然神学の発展とともに英国国教会の聖職者らが大きな役割を果たした。
アレックス・ベルは英国ブリストルに住む13歳の女の子。バレエに情熱を燃やしている。所属しているダンススクールが「白鳥の湖」の公演を行うことになり、主役の白鳥と黒鳥を演じることになったアレックスは幸せに浸っている。ところが思いもよらない成り行きで、人生が一変する。ひどく奇妙な状況で近所の湖に落ち、深く沈んでしまったのだ。目覚めたとき、アレックスは自分がラッセル王国にいるのを知った。そこでは行方不明のお姫様を皆が探している。
ここ10年、マッサージや美容関連で、とりわけ治療を目的としたエッセンシャルオイル(精油)の使用が見直されてきた。しかし、そもそも体にいいことから、エッセンシャルオイルは、何千年もまえにさかのぼって食の世界でも使用されている。健康的な料理で有名な〈カモメ〉ことマリア・ピラール・イベルンが、料理でエッセンシャルオイルを正しく使う方法を伝授するレシピ本を刊行。
偉大な基本のソース……タパス、冷たい前菜、サラダ、温かい前菜。米、シチュー、クリーム、卵料理。パスタ、魚とシーフード、肉類、デザートとケーキ……とにかく料理! 単なる料理本にとどまらず、どんな好みにも、料理を楽しみたいどんな人にも対応する。プロの料理人にも、アマチュアにも、初めて料理の世界に足を踏み入れようとしている人にも、ぴったりの本。いつもの料理、いつもの食材に、テレビに出演する料理人エンリケ・サンチェスがひと工夫。既刊の料理本が成功を収め、独自の食の冒険に乗り出す。