月に歌った詩人、フェデリコ・ガルシア=ロルカのように大いなる夢を見よう。スペイン屈指の作家、ジョルディ・アマットがロルカの人生を子どもたちに紹介してくれる。わたしたちが知るヒーローはたいていの場合、魔法を使えたり、肩からマントをはためかせたりしている、特別な存在だ。しかし、あなたやわたしのように時には間違いを犯し、また時には大成功を収めるような、生身の人間のヒーローもいる。フェデリコ・ガルシア=ロルカもそんなヒーローのひとりだ。
大きな悪いオオカミ、フェロスの妹は、心配でたまりません。自分の息子がちっとも悪くないどころか、これ以上ないほどいい子過ぎるからです。フェロスはそんな妹を慰め、甥っ子を自分の家に来させるようにいいました。自分が甥っ子を真の悪いオオカミに鍛えてやろうというのです。子どもオオカミは伯父を訪ね、伯父の言う通りにしようとします。恐ろしい遠吠えをしたり、ウサギを狩ったり、赤ずきんちゃんを怖がらせたり、おばあさんを食べたり…… けれど、いつも失敗してしまいます。
『Flores de Bach(バッチフラワー)』は、私たちがどのように行動し、なぜ特定の行動をとるのかを認知し、また自分の感情や自分自身について、少しずつ理解するのに役立つ本だ。同時に、この本を通じて私たちは、プライベート、仕事、社会全般、さらには精神的な暮らしぶりの違いに関係なく、自分がどこにいて今何が起きているかを知ることができる。全ての感情は、たとえそれが隠れたものであっても、私たちの器官、もちろん肌にも記録されている。
犬や羊たちとともに気楽で波風のない人生を歩んでいるひとりの羊飼い。彼はまだ、金とラム酒に飢えた世界に自らを引きずりこむ見えない力があることに気づいていない。そう、彼はまだ、自らをその存在の深淵まで連れて行き、自分自身を映し出す、すなわち、本当の自分の底に向き合わせる悪魔の契約を認知できていないのだ・・・。
職人の技が際立つマヨルカの菓子とパンの店。彼らは料理の伝統に深く根ざし、製品に注力する。もともとはお祭りやお祝いの席で作られていたものだ。本書は8つのセクションで構成され、パイ、菓子パン、総菜パン、エンパナーダ、マヨルカ伝統のエンサイマーダなどの昔ながらのレシピを紹介する。インカ(マヨルカ)でパン店を営む著者のホアン・セギは、エンサイマーダの世界一、マヨルカのパン・モレノのベスト5、インカのベストショップ金賞などに輝いた。一家はもう100年以上菓子とパンの店を営んでいる。
ファティマとその家族は海をわたる旅に出ます。その旅のなかで、通り抜けるのが最も難しい国境は紙のように脆いものでできているのかもしれないということを、ファティマたちは知ります。わたしたちがこの本で伝えたいのは、今日、世界中にいる何千人という移民の生活とよく似たファティマの物語、そして彼らがしばしば、官僚主義に象徴される障害に直面することです。役人たちは人々を放逐し、そして国境を、紙でできた国境を設けます。移民の人々が理想の地を見つけられることがわたしたちの願いです。