スペイン新刊書籍 〈2025〉

自然って、なんて素晴らしいんだろう! ぼくは勇敢なタイプじゃないけれど、どこからともなく、それまで知らなかった「守りたい」という衝動がめばえたんだ。さあぼくたちと一緒に、空、谷、海、山を巡る世界旅行に出かけよう。見えなくなった鳥の群れを探しに!

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Daniel Piqueras Fisk著『A vuelo de pájaro』の表紙
絵本

NEW

鳥の目線で

A vuelo de pájaro

ダニエル・ピケラス=フィスク

Daniel Piqueras Fisk
Pujol & Amado Agent sl (Tramuntana editorial)

祖母のキッチンで、アリエルは代々語り継がれる話を聞きながら、「アレグリア(喜び)」と呼ばれるお菓子を作っています。ココナッツ、シナモン、糖蜜の香りがただようなか、おばあちゃんは自分たちのルーツや奴隷制が傷跡を残す歴史、そして闘って勝ち取った自由についてアリエルに語りかけます。アフリカ系カリブ住民の伝統に着想を得たこの本は、記憶、文化的多様性、そして人権について繊細に描いています。

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Virginia Read Escobal著『Alegría』の表紙
絵本

NEW

アレグリア

Alegría

ビルヒニア・リード=エスコバル

Virginia Read Escobal
Pintar Pintar Comunicación

少女がひとり。火事で焼け落ちた空き家にある、鎖で閉ざされたクローゼットの中で、古ぼけたテディベアを抱きしめ体を丸めている。 少女の瞳も、顔を半分おおったぼさぼさの髪も真っ黒だ。のろのろと動き、ほとんど話しもしなければ反応もない。何があろうと無表情で、まるで別世界にいるようだ。 彼女はマラ。彼女に見つめられただけで人々は震えあがる。 あなたは彼女の物語を読む勇気があるか? フリークショー、サーカス、予言、魔術、ブードゥーが一体となって、物語はアメリカ西海岸のほぼ全域を巡り、ニューオーリンズへとたどり着く。時は1915年。リプリング兄弟のサーカスでは、何ひとつ、誰ひとり普通ではない。有名なブードゥーの女王マリー・ラヴォーの裏に隠された暗い秘密もまたしかりだ。

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Laura Falcó著『Anomalía』の表紙
文学

NEW

異常

Anomalía

ラウラ・ファルコ=ララ

Laura Falcó Lara
Agencia Literaria Albardonedo

今日、アントン・ピニョンはおばあちゃんのお菓子屋さんにこっそり忍び込み、手伝おうと意気込んでいます。でも案の定、鍋や生クリーム、チョコレートにまみれたアントンの冒険は、べたべたの大惨事に終わってしまうのでした。

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Gabriela Keselman著『Antón Piñón: Una dulce explosión』の表紙
絵本

NEW

アントン・ピニョン:甘いばくはつ

Antón Piñon: Una dulce explosión

ガブリエラ・ケセルマン

Gabriela Keselman
Fundación Santa María - Ediciones SM

『animalia(動物界)』で豊かな動物相を通して水彩画の技法を探求した後、この新しいマニュアルでイラストレーターのミリアム・スグラニェスは、自然の美しく、雄大で、常に魅力的な存在である木々に命を吹き込む方法を学ぶよう私たちを誘います。一般的な構造を描くことから始まり、水彩のわずかな層と段階的なガイドで、ここに描かれた15本の木の最も特徴的な要素、つまり幹や枝の曲線と質感から、葉や果実の色調の細部や特徴に至るまで、表現できるようになります。

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Miriam Sugranyes著『Arborum. Trazo a trazo. Un manual para crear árboles con acuarela』の表紙
趣味

NEW

アルボルム(木々)一筆一筆:水彩画で木を描く手引書

Arborum. Trazo a trazo. Un manual para crear árboles con acuarela

ミリアム・スグラニェス

Miriam Sugranyes
Editorial GG - Gustavo Gili

本書は、バレンシアの小村落を通る州道500号線を舞台とした一連の物語で構成される。情熱と批判とユーモアと知性が交錯する独特の雰囲気のなか、灼熱の地中海の風景へ読者をぐいぐいと誘いこむ。

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Borja Navarro著『Arcén』の表紙
文学

NEW

路肩

Arcén

ボルハ・ナバロ

Borja Navarro
Editorial Dosmanos

氷山の上でルドヴィコ・エイナウディが奏でるピアノの和音、アフリカの砂漠のエレクトリックブルース、広大な宇宙空間を旅する音楽、火山島の失われた歌、ABBAを生み出したゴーストタウン、海底洞窟のメロディー、エルヴィスを魅了したハワイの響き、北極の地下壕に隠された音の記録、ビョークにインスピレーションを与えたヨイクの歌、世界で最も寒い都市のパンク…。 特定の地理的響きを持つメロディーが存在します。その土地、気候、儀式、習慣が歌の形で痕跡を残します。『Atlas de Sonidos Remotos(遥かなる音のアトラス)』は、私たちを感動させる遠く離れた、異国風の、あるいは不思議と馴染み深い音を探す冒険です。 本書には、各章にQRコードが含まれており、それぞれの場所で言及された楽曲リストにアクセスできます。

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Víctor Terrazas著『Atlas de Sonidos Remotos』の表紙
ノンフィクション・その他

NEW

遥かなる音のアトラス

Atlas de Sonidos Remotos

ビクトル・テラサス

Víctor Terrazas
Ediciones Menguantes

あなたが今、手にしているこの物語の舞台はぷかぷか諸島。そこは見えない怪物、人をミミズに変える能力を持った魔法使い、けんかっぱやい人間、やせこけたドラゴン(と、その他もろもろ)が住む世界だ。人食い怪物がひそむトンネルにつらぬかれたこの諸島には、たとえば歌う(しかも巨大な)ゴキブリ、かたまりになったナメクジ、めったにシャワーを浴びないゴブリン、歯のない継父…つまり、おそろしい生きものたちが巣くっている。魔法(気まぐれにしか効かない)、地下レース、そして予期せぬ効果をもたらすナツメヤシの実でいっぱいなのだ。この世界で命を落とさないために、人間のアライアとドラゴンのパンポックスは力を合わせざるを得なくなる。立ち向かうのは敵の攻撃か、それとも……。ドラゴンレースへようこそ!

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Pablo C. Reyna著『Carreras de Dragones 1. Llamas y hechizos』の表紙
児童書・YA

NEW

ドラゴンレース 1. 炎と呪文

Carreras de Dragones 1. Llamas y hechizos

パブロ・C・レイナ

Pablo C. Reyna
Tormenta Agencia Literaria

潔癖症の若い女性ソルは、妊娠して以来、毎週火曜日、家事代行のために雇ったディアナとエミリーをやや羞恥心を覚えながら自宅に迎えている。現代的な思考の彼女は、家政婦を雇うことをよしとしない。ゆえに、もともとは助けとなるはずのことが、「人からどう見られるか」という絶え間ない不安の種となっている。二人の家政婦がどうしても必要なのに、彼女たちがいなくなってくれればと願わずにはいられない。 不快感が募り、銀行口座の残高が減り続けるにつれて、ある疑問が湧いてくる。彼女たちと自分とは、それほど隔たっているのだろうか? もし自分が掃除婦だったら、容赦ない自分の家族(別名「夢を食い荒らすシロアリ」)が、品位に欠けるとか才能の無駄遣いだと自分をなじるのは目に見えている。ソルの人生や人間関係、彼女が世界を見る目は、ありのままの自身の性向と、他者が期待する自分とのズレにより、日ごとに変わっていく。 『清潔な家』はただの小説ではなく、強迫観念そのものであり、私たちが目にしたくないものすべてに向けられた視線である。品位あるものと屈辱的なもの、「彼女たち」と「私たち」、見えるものと隠されたもの、という二つの世界の間に常にある分断についての物語である。 マリア・アグンデスは、辛辣でありつつユーモラスな声で読者を魅了する。

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María Agundez著『Casas limpias』の表紙
文学

NEW

清潔な家

Casas limpias

マリア・アグンデス

María Agúndez
Editorial Planeta, S.A.U.

コスモとそのチームは、新しいジェットパックの最初の試運転を準備中。若き宇宙飛行士コスモは宇宙服を着て、準備はいよいよ最終段階……。そのときジェットパックが爆発し、コスモは宇宙へ放り出されてしまった。仲間との連絡手段も断たれ、方向を知る術もない。漂流から始まったコスモの旅は、退屈とは無縁。宇宙人、救助船、駆逐艦、魔術師、波乱に富んだ発射、そして排水管のミュータント……。どちらかといえば運のいい、数えきれないほどの出会いが、我らが主人公を待ち受けている。 ハビ・デ・カストロは物語づくりで挑戦するのが好きだ。ウェブコミック『The Eyes(目)』で2020年のアイズナー賞とハーヴェイ賞にノミネートされ、その後オンラインゲームから書籍化された『Crímenes ilustrados(図解・犯罪)』にイラストレーターとして参加、2021年には“フォークホラー”のグラフィックノベル『Villanueva(新しい町)』(アスティベリ、2021)を上梓。今回は二度読める、いや二度読むべき児童向けコミックに挑戦した。最初は普通に、それから逆さまに読んでほしい。コスモの冒険は、この本の64ページ目で終わるわけではなく、ひっくり返して読むことで続いていく。類まれな読書体験だ。

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Javier de Castro著『Cosmo en el espacio』の表紙
コミック

NEW

宇宙のコスモ

Cosmo en el espacio

ハビ・デ・カストロ

Javier de Castro
Astiberri Ediciones

近年、人口動態の変化、個人的な介護と支援への期待、家族の居住形態、財産の譲渡と相続、そしてより活動的な老後の追求により、共同住宅は欧州および国内の両方で著しい拡大を遂げてきました。本書は、民族誌的アプローチを通して、国内の高齢者向け共同住宅7軒の経験をまとめたものです。これらは、地域社会でのケアとセルフケアに焦点を当て、健康的な高齢化を提唱することで、生活様式の新しいパラダイムを提示する場です。注意深いグループダイナミクスと生まれる連帯感のおかげで、これらの住宅にすでに住んでいる人、あるいは将来住むことを考えている人は、この共同生活の代替案を、自立した形で老後を送る選択肢として評価するようになります。

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Marta Pi Martín著『Cuidar-se en comunitat. Una aproximació a les llars col•laboratives per a persones grans』の表紙
社会科学

NEW

コミュニティでのセルフケア:高齢者向け共同住宅へのアプローチ

Cuidar-se en comunitat. Una aproximació a les llars col•laboratives per a persones grans

マルタ・ピ・マルティン

Marta Pi Martín
Edicions de la Universitat de Barcelona

30万部を突破し、11ヶ国語に翻訳。 なぜ私たちは境界線を引くのがこんなにも苦手なのでしょうか?仕事を失うことへの恐れ、ロマンチックな愛の概念、社会的な輪から排除されることへの不安などが、その理由の一部です。だからこそ、私たちはそれを実行するのが非常に難しく、いざ決心しても罪悪感や不安さえ感じてしまいます。実際、人間関係において境界線を設けることは、道路に標識を立てるのと同じくらい必要です。事故を防ぐからです。重要なのは、それらの境界線をどのように伝えるかを知ることです。それが他者との関係、そして自分自身との関係を改善するのに役立つからです。 この本では、心理学者であり神経科学者でもあるアルバ・カルダルダが、より充実した誠実な人間関係を築くために、自己主張と共感を持って「もうやめて」と言う方法を教えてくれます。それは私たちをより尊重され、愛され、そして何よりも自分自身でいられるように解放してくれるでしょう。

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Alba Cardalda著『Cómo mandar a la mierda de forma educada』の表紙
社会科学

NEW

穏やかに「もう結構」と伝える方法

Cómo mandar a la mierda de forma educada

アルバ・カルダルダ

Alba Cardalda
Penguin Random House

自然って、なんて素晴らしいんだろう! ぼくは勇敢なタイプじゃないけれど、どこからともなく、それまで知らなかった「守りたい」という衝動がめばえたんだ。さあぼくたちと一緒に、空、谷、海、山を巡る世界旅行に出かけよう。見えなくなった鳥の群れを探しに!

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Daniel Piqueras Fisk著『A vuelo de pájaro』の表紙
絵本

NEW

鳥の目線で

A vuelo de pájaro

ダニエル・ピケラス=フィスク

Daniel Piqueras Fisk
Pujol & Amado Agent sl (Tramuntana editorial)

祖母のキッチンで、アリエルは代々語り継がれる話を聞きながら、「アレグリア(喜び)」と呼ばれるお菓子を作っています。ココナッツ、シナモン、糖蜜の香りがただようなか、おばあちゃんは自分たちのルーツや奴隷制が傷跡を残す歴史、そして闘って勝ち取った自由についてアリエルに語りかけます。アフリカ系カリブ住民の伝統に着想を得たこの本は、記憶、文化的多様性、そして人権について繊細に描いています。

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Virginia Read Escobal著『Alegría』の表紙
絵本

NEW

アレグリア

Alegría

ビルヒニア・リード=エスコバル

Virginia Read Escobal
Pintar Pintar Comunicación

少女がひとり。火事で焼け落ちた空き家にある、鎖で閉ざされたクローゼットの中で、古ぼけたテディベアを抱きしめ体を丸めている。 少女の瞳も、顔を半分おおったぼさぼさの髪も真っ黒だ。のろのろと動き、ほとんど話しもしなければ反応もない。何があろうと無表情で、まるで別世界にいるようだ。 彼女はマラ。彼女に見つめられただけで人々は震えあがる。 あなたは彼女の物語を読む勇気があるか? フリークショー、サーカス、予言、魔術、ブードゥーが一体となって、物語はアメリカ西海岸のほぼ全域を巡り、ニューオーリンズへとたどり着く。時は1915年。リプリング兄弟のサーカスでは、何ひとつ、誰ひとり普通ではない。有名なブードゥーの女王マリー・ラヴォーの裏に隠された暗い秘密もまたしかりだ。

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Laura Falcó著『Anomalía』の表紙
文学

NEW

異常

Anomalía

ラウラ・ファルコ=ララ

Laura Falcó Lara
Agencia Literaria Albardonedo

今日、アントン・ピニョンはおばあちゃんのお菓子屋さんにこっそり忍び込み、手伝おうと意気込んでいます。でも案の定、鍋や生クリーム、チョコレートにまみれたアントンの冒険は、べたべたの大惨事に終わってしまうのでした。

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Gabriela Keselman著『Antón Piñón: Una dulce explosión』の表紙
絵本

NEW

アントン・ピニョン:甘いばくはつ

Antón Piñon: Una dulce explosión

ガブリエラ・ケセルマン

Gabriela Keselman
Fundación Santa María - Ediciones SM

『animalia(動物界)』で豊かな動物相を通して水彩画の技法を探求した後、この新しいマニュアルでイラストレーターのミリアム・スグラニェスは、自然の美しく、雄大で、常に魅力的な存在である木々に命を吹き込む方法を学ぶよう私たちを誘います。一般的な構造を描くことから始まり、水彩のわずかな層と段階的なガイドで、ここに描かれた15本の木の最も特徴的な要素、つまり幹や枝の曲線と質感から、葉や果実の色調の細部や特徴に至るまで、表現できるようになります。

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Miriam Sugranyes著『Arborum. Trazo a trazo. Un manual para crear árboles con acuarela』の表紙
趣味

NEW

アルボルム(木々)一筆一筆:水彩画で木を描く手引書

Arborum. Trazo a trazo. Un manual para crear árboles con acuarela

ミリアム・スグラニェス

Miriam Sugranyes
Editorial GG - Gustavo Gili

本書は、バレンシアの小村落を通る州道500号線を舞台とした一連の物語で構成される。情熱と批判とユーモアと知性が交錯する独特の雰囲気のなか、灼熱の地中海の風景へ読者をぐいぐいと誘いこむ。

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Borja Navarro著『Arcén』の表紙
文学

NEW

路肩

Arcén

ボルハ・ナバロ

Borja Navarro
Editorial Dosmanos

氷山の上でルドヴィコ・エイナウディが奏でるピアノの和音、アフリカの砂漠のエレクトリックブルース、広大な宇宙空間を旅する音楽、火山島の失われた歌、ABBAを生み出したゴーストタウン、海底洞窟のメロディー、エルヴィスを魅了したハワイの響き、北極の地下壕に隠された音の記録、ビョークにインスピレーションを与えたヨイクの歌、世界で最も寒い都市のパンク…。 特定の地理的響きを持つメロディーが存在します。その土地、気候、儀式、習慣が歌の形で痕跡を残します。『Atlas de Sonidos Remotos(遥かなる音のアトラス)』は、私たちを感動させる遠く離れた、異国風の、あるいは不思議と馴染み深い音を探す冒険です。 本書には、各章にQRコードが含まれており、それぞれの場所で言及された楽曲リストにアクセスできます。

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Víctor Terrazas著『Atlas de Sonidos Remotos』の表紙
ノンフィクション・その他

NEW

遥かなる音のアトラス

Atlas de Sonidos Remotos

ビクトル・テラサス

Víctor Terrazas
Ediciones Menguantes

あなたが今、手にしているこの物語の舞台はぷかぷか諸島。そこは見えない怪物、人をミミズに変える能力を持った魔法使い、けんかっぱやい人間、やせこけたドラゴン(と、その他もろもろ)が住む世界だ。人食い怪物がひそむトンネルにつらぬかれたこの諸島には、たとえば歌う(しかも巨大な)ゴキブリ、かたまりになったナメクジ、めったにシャワーを浴びないゴブリン、歯のない継父…つまり、おそろしい生きものたちが巣くっている。魔法(気まぐれにしか効かない)、地下レース、そして予期せぬ効果をもたらすナツメヤシの実でいっぱいなのだ。この世界で命を落とさないために、人間のアライアとドラゴンのパンポックスは力を合わせざるを得なくなる。立ち向かうのは敵の攻撃か、それとも……。ドラゴンレースへようこそ!

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Pablo C. Reyna著『Carreras de Dragones 1. Llamas y hechizos』の表紙
児童書・YA

NEW

ドラゴンレース 1. 炎と呪文

Carreras de Dragones 1. Llamas y hechizos

パブロ・C・レイナ

Pablo C. Reyna
Tormenta Agencia Literaria

潔癖症の若い女性ソルは、妊娠して以来、毎週火曜日、家事代行のために雇ったディアナとエミリーをやや羞恥心を覚えながら自宅に迎えている。現代的な思考の彼女は、家政婦を雇うことをよしとしない。ゆえに、もともとは助けとなるはずのことが、「人からどう見られるか」という絶え間ない不安の種となっている。二人の家政婦がどうしても必要なのに、彼女たちがいなくなってくれればと願わずにはいられない。 不快感が募り、銀行口座の残高が減り続けるにつれて、ある疑問が湧いてくる。彼女たちと自分とは、それほど隔たっているのだろうか? もし自分が掃除婦だったら、容赦ない自分の家族(別名「夢を食い荒らすシロアリ」)が、品位に欠けるとか才能の無駄遣いだと自分をなじるのは目に見えている。ソルの人生や人間関係、彼女が世界を見る目は、ありのままの自身の性向と、他者が期待する自分とのズレにより、日ごとに変わっていく。 『清潔な家』はただの小説ではなく、強迫観念そのものであり、私たちが目にしたくないものすべてに向けられた視線である。品位あるものと屈辱的なもの、「彼女たち」と「私たち」、見えるものと隠されたもの、という二つの世界の間に常にある分断についての物語である。 マリア・アグンデスは、辛辣でありつつユーモラスな声で読者を魅了する。

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María Agundez著『Casas limpias』の表紙
文学

NEW

清潔な家

Casas limpias

マリア・アグンデス

María Agúndez
Editorial Planeta, S.A.U.

コスモとそのチームは、新しいジェットパックの最初の試運転を準備中。若き宇宙飛行士コスモは宇宙服を着て、準備はいよいよ最終段階……。そのときジェットパックが爆発し、コスモは宇宙へ放り出されてしまった。仲間との連絡手段も断たれ、方向を知る術もない。漂流から始まったコスモの旅は、退屈とは無縁。宇宙人、救助船、駆逐艦、魔術師、波乱に富んだ発射、そして排水管のミュータント……。どちらかといえば運のいい、数えきれないほどの出会いが、我らが主人公を待ち受けている。 ハビ・デ・カストロは物語づくりで挑戦するのが好きだ。ウェブコミック『The Eyes(目)』で2020年のアイズナー賞とハーヴェイ賞にノミネートされ、その後オンラインゲームから書籍化された『Crímenes ilustrados(図解・犯罪)』にイラストレーターとして参加、2021年には“フォークホラー”のグラフィックノベル『Villanueva(新しい町)』(アスティベリ、2021)を上梓。今回は二度読める、いや二度読むべき児童向けコミックに挑戦した。最初は普通に、それから逆さまに読んでほしい。コスモの冒険は、この本の64ページ目で終わるわけではなく、ひっくり返して読むことで続いていく。類まれな読書体験だ。

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Javier de Castro著『Cosmo en el espacio』の表紙
コミック

NEW

宇宙のコスモ

Cosmo en el espacio

ハビ・デ・カストロ

Javier de Castro
Astiberri Ediciones

近年、人口動態の変化、個人的な介護と支援への期待、家族の居住形態、財産の譲渡と相続、そしてより活動的な老後の追求により、共同住宅は欧州および国内の両方で著しい拡大を遂げてきました。本書は、民族誌的アプローチを通して、国内の高齢者向け共同住宅7軒の経験をまとめたものです。これらは、地域社会でのケアとセルフケアに焦点を当て、健康的な高齢化を提唱することで、生活様式の新しいパラダイムを提示する場です。注意深いグループダイナミクスと生まれる連帯感のおかげで、これらの住宅にすでに住んでいる人、あるいは将来住むことを考えている人は、この共同生活の代替案を、自立した形で老後を送る選択肢として評価するようになります。

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Marta Pi Martín著『Cuidar-se en comunitat. Una aproximació a les llars col•laboratives per a persones grans』の表紙
社会科学

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コミュニティでのセルフケア:高齢者向け共同住宅へのアプローチ

Cuidar-se en comunitat. Una aproximació a les llars col•laboratives per a persones grans

マルタ・ピ・マルティン

Marta Pi Martín
Edicions de la Universitat de Barcelona

30万部を突破し、11ヶ国語に翻訳。 なぜ私たちは境界線を引くのがこんなにも苦手なのでしょうか?仕事を失うことへの恐れ、ロマンチックな愛の概念、社会的な輪から排除されることへの不安などが、その理由の一部です。だからこそ、私たちはそれを実行するのが非常に難しく、いざ決心しても罪悪感や不安さえ感じてしまいます。実際、人間関係において境界線を設けることは、道路に標識を立てるのと同じくらい必要です。事故を防ぐからです。重要なのは、それらの境界線をどのように伝えるかを知ることです。それが他者との関係、そして自分自身との関係を改善するのに役立つからです。 この本では、心理学者であり神経科学者でもあるアルバ・カルダルダが、より充実した誠実な人間関係を築くために、自己主張と共感を持って「もうやめて」と言う方法を教えてくれます。それは私たちをより尊重され、愛され、そして何よりも自分自身でいられるように解放してくれるでしょう。

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Alba Cardalda著『Cómo mandar a la mierda de forma educada』の表紙
社会科学

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穏やかに「もう結構」と伝える方法

Cómo mandar a la mierda de forma educada

アルバ・カルダルダ

Alba Cardalda
Penguin Random House

自然って、なんて素晴らしいんだろう! ぼくは勇敢なタイプじゃないけれど、どこからともなく、それまで知らなかった「守りたい」という衝動がめばえたんだ。さあぼくたちと一緒に、空、谷、海、山を巡る世界旅行に出かけよう。見えなくなった鳥の群れを探しに!

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Daniel Piqueras Fisk著『A vuelo de pájaro』の表紙
絵本

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鳥の目線で

A vuelo de pájaro

ダニエル・ピケラス=フィスク

Daniel Piqueras Fisk
Pujol & Amado Agent sl (Tramuntana editorial)

祖母のキッチンで、アリエルは代々語り継がれる話を聞きながら、「アレグリア(喜び)」と呼ばれるお菓子を作っています。ココナッツ、シナモン、糖蜜の香りがただようなか、おばあちゃんは自分たちのルーツや奴隷制が傷跡を残す歴史、そして闘って勝ち取った自由についてアリエルに語りかけます。アフリカ系カリブ住民の伝統に着想を得たこの本は、記憶、文化的多様性、そして人権について繊細に描いています。

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Virginia Read Escobal著『Alegría』の表紙
絵本

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アレグリア

Alegría

ビルヒニア・リード=エスコバル

Virginia Read Escobal
Pintar Pintar Comunicación

少女がひとり。火事で焼け落ちた空き家にある、鎖で閉ざされたクローゼットの中で、古ぼけたテディベアを抱きしめ体を丸めている。 少女の瞳も、顔を半分おおったぼさぼさの髪も真っ黒だ。のろのろと動き、ほとんど話しもしなければ反応もない。何があろうと無表情で、まるで別世界にいるようだ。 彼女はマラ。彼女に見つめられただけで人々は震えあがる。 あなたは彼女の物語を読む勇気があるか? フリークショー、サーカス、予言、魔術、ブードゥーが一体となって、物語はアメリカ西海岸のほぼ全域を巡り、ニューオーリンズへとたどり着く。時は1915年。リプリング兄弟のサーカスでは、何ひとつ、誰ひとり普通ではない。有名なブードゥーの女王マリー・ラヴォーの裏に隠された暗い秘密もまたしかりだ。

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Laura Falcó著『Anomalía』の表紙
文学

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異常

Anomalía

ラウラ・ファルコ=ララ

Laura Falcó Lara
Agencia Literaria Albardonedo

今日、アントン・ピニョンはおばあちゃんのお菓子屋さんにこっそり忍び込み、手伝おうと意気込んでいます。でも案の定、鍋や生クリーム、チョコレートにまみれたアントンの冒険は、べたべたの大惨事に終わってしまうのでした。

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Gabriela Keselman著『Antón Piñón: Una dulce explosión』の表紙
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アントン・ピニョン:甘いばくはつ

Antón Piñon: Una dulce explosión

ガブリエラ・ケセルマン

Gabriela Keselman
Fundación Santa María - Ediciones SM

『animalia(動物界)』で豊かな動物相を通して水彩画の技法を探求した後、この新しいマニュアルでイラストレーターのミリアム・スグラニェスは、自然の美しく、雄大で、常に魅力的な存在である木々に命を吹き込む方法を学ぶよう私たちを誘います。一般的な構造を描くことから始まり、水彩のわずかな層と段階的なガイドで、ここに描かれた15本の木の最も特徴的な要素、つまり幹や枝の曲線と質感から、葉や果実の色調の細部や特徴に至るまで、表現できるようになります。

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Miriam Sugranyes著『Arborum. Trazo a trazo. Un manual para crear árboles con acuarela』の表紙
趣味

NEW

アルボルム(木々)一筆一筆:水彩画で木を描く手引書

Arborum. Trazo a trazo. Un manual para crear árboles con acuarela

ミリアム・スグラニェス

Miriam Sugranyes
Editorial GG - Gustavo Gili

本書は、バレンシアの小村落を通る州道500号線を舞台とした一連の物語で構成される。情熱と批判とユーモアと知性が交錯する独特の雰囲気のなか、灼熱の地中海の風景へ読者をぐいぐいと誘いこむ。

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Borja Navarro著『Arcén』の表紙
文学

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路肩

Arcén

ボルハ・ナバロ

Borja Navarro
Editorial Dosmanos

氷山の上でルドヴィコ・エイナウディが奏でるピアノの和音、アフリカの砂漠のエレクトリックブルース、広大な宇宙空間を旅する音楽、火山島の失われた歌、ABBAを生み出したゴーストタウン、海底洞窟のメロディー、エルヴィスを魅了したハワイの響き、北極の地下壕に隠された音の記録、ビョークにインスピレーションを与えたヨイクの歌、世界で最も寒い都市のパンク…。 特定の地理的響きを持つメロディーが存在します。その土地、気候、儀式、習慣が歌の形で痕跡を残します。『Atlas de Sonidos Remotos(遥かなる音のアトラス)』は、私たちを感動させる遠く離れた、異国風の、あるいは不思議と馴染み深い音を探す冒険です。 本書には、各章にQRコードが含まれており、それぞれの場所で言及された楽曲リストにアクセスできます。

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Víctor Terrazas著『Atlas de Sonidos Remotos』の表紙
ノンフィクション・その他

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遥かなる音のアトラス

Atlas de Sonidos Remotos

ビクトル・テラサス

Víctor Terrazas
Ediciones Menguantes

あなたが今、手にしているこの物語の舞台はぷかぷか諸島。そこは見えない怪物、人をミミズに変える能力を持った魔法使い、けんかっぱやい人間、やせこけたドラゴン(と、その他もろもろ)が住む世界だ。人食い怪物がひそむトンネルにつらぬかれたこの諸島には、たとえば歌う(しかも巨大な)ゴキブリ、かたまりになったナメクジ、めったにシャワーを浴びないゴブリン、歯のない継父…つまり、おそろしい生きものたちが巣くっている。魔法(気まぐれにしか効かない)、地下レース、そして予期せぬ効果をもたらすナツメヤシの実でいっぱいなのだ。この世界で命を落とさないために、人間のアライアとドラゴンのパンポックスは力を合わせざるを得なくなる。立ち向かうのは敵の攻撃か、それとも……。ドラゴンレースへようこそ!

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Pablo C. Reyna著『Carreras de Dragones 1. Llamas y hechizos』の表紙
児童書・YA

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ドラゴンレース 1. 炎と呪文

Carreras de Dragones 1. Llamas y hechizos

パブロ・C・レイナ

Pablo C. Reyna
Tormenta Agencia Literaria

潔癖症の若い女性ソルは、妊娠して以来、毎週火曜日、家事代行のために雇ったディアナとエミリーをやや羞恥心を覚えながら自宅に迎えている。現代的な思考の彼女は、家政婦を雇うことをよしとしない。ゆえに、もともとは助けとなるはずのことが、「人からどう見られるか」という絶え間ない不安の種となっている。二人の家政婦がどうしても必要なのに、彼女たちがいなくなってくれればと願わずにはいられない。 不快感が募り、銀行口座の残高が減り続けるにつれて、ある疑問が湧いてくる。彼女たちと自分とは、それほど隔たっているのだろうか? もし自分が掃除婦だったら、容赦ない自分の家族(別名「夢を食い荒らすシロアリ」)が、品位に欠けるとか才能の無駄遣いだと自分をなじるのは目に見えている。ソルの人生や人間関係、彼女が世界を見る目は、ありのままの自身の性向と、他者が期待する自分とのズレにより、日ごとに変わっていく。 『清潔な家』はただの小説ではなく、強迫観念そのものであり、私たちが目にしたくないものすべてに向けられた視線である。品位あるものと屈辱的なもの、「彼女たち」と「私たち」、見えるものと隠されたもの、という二つの世界の間に常にある分断についての物語である。 マリア・アグンデスは、辛辣でありつつユーモラスな声で読者を魅了する。

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María Agundez著『Casas limpias』の表紙
文学

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Casas limpias

マリア・アグンデス

María Agúndez
Editorial Planeta, S.A.U.

コスモとそのチームは、新しいジェットパックの最初の試運転を準備中。若き宇宙飛行士コスモは宇宙服を着て、準備はいよいよ最終段階……。そのときジェットパックが爆発し、コスモは宇宙へ放り出されてしまった。仲間との連絡手段も断たれ、方向を知る術もない。漂流から始まったコスモの旅は、退屈とは無縁。宇宙人、救助船、駆逐艦、魔術師、波乱に富んだ発射、そして排水管のミュータント……。どちらかといえば運のいい、数えきれないほどの出会いが、我らが主人公を待ち受けている。 ハビ・デ・カストロは物語づくりで挑戦するのが好きだ。ウェブコミック『The Eyes(目)』で2020年のアイズナー賞とハーヴェイ賞にノミネートされ、その後オンラインゲームから書籍化された『Crímenes ilustrados(図解・犯罪)』にイラストレーターとして参加、2021年には“フォークホラー”のグラフィックノベル『Villanueva(新しい町)』(アスティベリ、2021)を上梓。今回は二度読める、いや二度読むべき児童向けコミックに挑戦した。最初は普通に、それから逆さまに読んでほしい。コスモの冒険は、この本の64ページ目で終わるわけではなく、ひっくり返して読むことで続いていく。類まれな読書体験だ。

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Javier de Castro著『Cosmo en el espacio』の表紙
コミック

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宇宙のコスモ

Cosmo en el espacio

ハビ・デ・カストロ

Javier de Castro
Astiberri Ediciones

近年、人口動態の変化、個人的な介護と支援への期待、家族の居住形態、財産の譲渡と相続、そしてより活動的な老後の追求により、共同住宅は欧州および国内の両方で著しい拡大を遂げてきました。本書は、民族誌的アプローチを通して、国内の高齢者向け共同住宅7軒の経験をまとめたものです。これらは、地域社会でのケアとセルフケアに焦点を当て、健康的な高齢化を提唱することで、生活様式の新しいパラダイムを提示する場です。注意深いグループダイナミクスと生まれる連帯感のおかげで、これらの住宅にすでに住んでいる人、あるいは将来住むことを考えている人は、この共同生活の代替案を、自立した形で老後を送る選択肢として評価するようになります。

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Marta Pi Martín著『Cuidar-se en comunitat. Una aproximació a les llars col•laboratives per a persones grans』の表紙
社会科学

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コミュニティでのセルフケア:高齢者向け共同住宅へのアプローチ

Cuidar-se en comunitat. Una aproximació a les llars col•laboratives per a persones grans

マルタ・ピ・マルティン

Marta Pi Martín
Edicions de la Universitat de Barcelona

30万部を突破し、11ヶ国語に翻訳。 なぜ私たちは境界線を引くのがこんなにも苦手なのでしょうか?仕事を失うことへの恐れ、ロマンチックな愛の概念、社会的な輪から排除されることへの不安などが、その理由の一部です。だからこそ、私たちはそれを実行するのが非常に難しく、いざ決心しても罪悪感や不安さえ感じてしまいます。実際、人間関係において境界線を設けることは、道路に標識を立てるのと同じくらい必要です。事故を防ぐからです。重要なのは、それらの境界線をどのように伝えるかを知ることです。それが他者との関係、そして自分自身との関係を改善するのに役立つからです。 この本では、心理学者であり神経科学者でもあるアルバ・カルダルダが、より充実した誠実な人間関係を築くために、自己主張と共感を持って「もうやめて」と言う方法を教えてくれます。それは私たちをより尊重され、愛され、そして何よりも自分自身でいられるように解放してくれるでしょう。

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Alba Cardalda著『Cómo mandar a la mierda de forma educada』の表紙
社会科学

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穏やかに「もう結構」と伝える方法

Cómo mandar a la mierda de forma educada

アルバ・カルダルダ

Alba Cardalda
Penguin Random House