アーティストのリュイソットの手ほどきで君が学ぶのは、現実をそのまま描くというより、紙の上で創造的な本能を自由に発揮するのに必要な基礎知識を身につけるということ。それは、ヘアスタイル、アクセサリー、口ひげ、顔だち、靴や柄、構図、パターン、色…。この楽しい絵画の本には、絵を描くことへの恐れを取り除き、創造的な肖像画の技法を体験するための、数々の秘訣が詰まっている。まず友達に来てもらって……さあ、彼らの肖像画を描いてみよう!
海とそこに住む魚や人魚、船乗り、海藻、軟体動物、子供や大人たち、その魅力に触れる詩集。凪の時も嵐の時も、夜も昼も、風の歌にも波の砕ける音にも、渡り鳥の鳴く声にも、恐れを抱かず、その美しさ、多様性、広大さに驚く。
ミニモニは愛犬のマックスとお散歩するのが大好き。マックスとならすごく分かり合える。でも、大人たちの話は時として理解に苦しむ。例えば、愛の話…、山をも動かす、って言うけど、同時に、とても小さいものの中にあるらしいし、愛があれば私たちは飛べるらしい。愛の概念や愛するということについて私たちに、新しい視点から楽しく考えさせるため、ミニモニとロシオ・ボニーリャが帰ってきた。だってミニモニは、大人の説明に全然納得しないで、こんな質問をするんだ。
この作品は、他のモンスターとは違うモンスターのお話。プロディヒオーソ・レペルスという名のモンスターは、他のモンスターが食べるものに耐えられず、それにひどい口臭。 そのため、他のモンスターたちは彼を避け、彼は避けられないようにするために、食べるのをやめることにする。ある日、空腹に耐えられなくなった彼は、森で落とし物の本を見つける。それを丸のみすると、なんと、その食べ物が自分に合っていることに気づく。そこで、村の家々から本を盗んででも、もっと本を探すことにした。
コリは西サハラ砂漠の難民キャンプで暮らす耳の聞こえない少年。読み書きが何に役立つのか理解しないまま学校に通っている。おじの家の小さな柵の中で、キャラメル色のラクダの赤ちゃんが生まれる。コリはキャラメルと名付け、すぐに友だちになる。コリは口の動きから言葉を読みとることに慣れているので、ラクダが唇を動かすときは話をしているのだと考えている。こうして、コリは大切な友だちキャラメルの詩のような言葉を形にしたい一心で、字を書く練習をしはじめる。しかしある日、恐ろしいことが…
多くの小説では、物語が展開する舞台がどこでもいいというわけではない。どんな偉大な作品でも、舞台や風景は主人公と同じくらい、物語と密接に結びついている。本書は25の世界的なYA文学の傑作をとりあげ、その作者がかつて住んだり、夢見た場所を巡る文芸入門の旅。それは、文学への美しいオマージュであり、名作の読書へといざなうもの。また、本書で取り上げたすべての作品には、風景の重要性に加えて大きな共通点がある。自由への願望と書き言葉の力が独自の道を模索するよう、私たちを突き動かすことだ。
ヌックは不思議な箱の入った小包を受け取り、すぐに魔女が使う魔法の道具が全部入っていることを発見する。しかし、魔女に変身するのは、思ったほどたやすいことではなさそうだ…。
夕暮れどきに、ムニアは両親と妹のアンドレアと共に、水汲みに行く。川面に映るのは、まんまるで、輝くような月。ムニアは、ほんの少しだけ月の水を自分の小さなボトルに入れて、家にもち帰ってしまう。家で眠りについたムニア を訪ねてきたのは月…、欠けてしまった小さなかけらを返して、と。
「ちびっこのためのヨガゲームとポーズ」。夏休みの初日、何をして遊んだらいいのか困ってしまうモニ…。すると犬のマニが、「いいこと思いついた! ヨガをしようよ!」と叫ぶ。 遊びながら、モニと小さな動物たちは、マニのおかげでたくさんのポーズを覚えて、とても楽しい時間を過ごす。パブロ・アロンソとエステル・ブルゲーニョによる本書で、家族みんなで実践できるヨガの基礎を、ゲームや簡単なポーズを通じて楽しく学べる。
アンドレア・シド・フレイレ。1989年秋、オウレンセ生まれ。人形使いで教師。遊び、感じ、聞き、学ぶのが好きで、この4つの動詞と子供への愛情を組み合わせて物語をつくった。この初めての絵本で児童文学の世界にデビューを果たす。