40歳の誕生日を目前に控えたディナは、ある辛い病の早期であると診断され、ふたつの別れのショックを受け、思いがけない3つのプレゼントを貰った。そんな疑問だらけの状況に置かれたディナだったが、自分の中に沸き起こる怒りや迷い、喪の悲しみを払拭するために真実の究明に乗り出す。友情の真価や忘却に対する認容と言葉が持つ大きな力について書かれた生命力あふれる物語。病はもちろんのこと殺人事件、売春、女性の人身売買から似非宗教の闇組織の話も出てくる面白い小説。
「毎日の我らの酒よ、昼も夜も我らを見放すことなかれ」毎朝サンドゥンガはこう唱え、その日の最初の酒を1杯飲むと、気の向くまま過ごすために家を出る。欲望も目的も持たず、流れ任せの人生だが、それ自体がこの面白い小説の筋になっている。あるひとりのメキシコ先住民があるがままに世に出るが、様々な出来事に巻き込まれる。素晴らしくもない日常のせいではないが、大抵の場合不幸な出来事だ。
君はスーパーヒーローやスーパーヒロインになることを考えている? とても大変な仕事だけれど、このマニュアルがあればかなり簡単になるだろう。スーパースーツを選ぶとき、最良のスーパーパワーを決めるとき、スーパーグループを結成するとき、秘密基地はどこがいいのかなどなど、憧れのスーパーヒーローになるために必要なすべてを教えてくれる。
巨人シルバンは、地球上で最も素晴らしい木々を見つけるために世界一周の旅に出る。動物やその他の驚くべきキャラクターたちと一緒に、この驚異的な存在……木々について学ぶ、壮大な冒険の書。
どう猛なオオカミが隠れている。赤ずきんちゃんを助けてあげないか? 傷つき、沈黙している多くの子どもたちの心に向けて、声を上げるよう励ます物語。今こそ自分たちの話を語り、耳を傾けてくれる人を見つける時だ。この絵本は、暴力、虐待、児童性的虐待(CSA)を象徴的な形で取り上げており、著者たちが参加する様々な支援活動で対応した子どもたちの実際の言葉から作られている。
世界最大の宇宙機関ナクサム・スペースは、時空をコントロールするための宇宙開発競争で勝利を目前にしている。しかし、ダウン症をもつ優秀な研究者が、この重要な開発競争で彼らを追い抜くことに成功する。シルビノ・プロベトゥスは、行方不明の伝説的科学者の息子で、数十年前に始まった秘密プログラム「時空侵入」部門の指揮をとる。シルビノ青年は、自分の過去に分け入る。そしてそこで、かつての想いがよみがえり、抑えることのできない疑念が生まれる。
グラフィックノベル『Siembra(種まき)』は、小さな村の少年たちの自由への渇望を描いた物語。それは、セマナ・サンタ(聖週間)の行列で、聖母マリア像の首が切られたことがきっかけだった。少年たちは衝撃をうけ、地域社会と世界における自分たちの居場所を必死に探し求める。そして、ある虐殺の事実につきあたる。