グスティは移動できる小さな家。地面に留めてある固定具を外し、トラックに乗りさえすればいいのだ。ある時期になると街に住み、桜の木がある大きな庭園のそばで、花が咲く春の訪れを待ち焦がれる。でもその冬は周りに多くの家が建てられ、春が来てもグスティは庭を楽しめなくなってしまう。そこでグスティは自分が心地よいと思える場所を探して世界中を旅することに。見たことのない場所を見つけ、世界中のいろんな家々を知ることになるが、居心地のいい場所はなかなか見つからない。
秘密とは、私たちを消耗させ、いらいらさせるもので、自分にとって一番大切なことや、心揺さぶられたり苦しんだりすることを共有できないという深い孤独に陥れるものだ。本来、話すことのできない秘密というものに、どうやって言葉(やイメージ)を与えられるだろうか。答えは簡単、比喩を使うのだ。秘密とは赤い火である。「多かれ少なかれ、誰もが赤い火を持っている」。 プリタもそうだし、彼女の子供たち、つまりこの絵本の主人公ケルティとクップにも秘密がある。
思春期は発見と苦悩の時代といわれる。マックスはそのことをよく知っている。14歳で彼は人生が大きく変化するのを目の当たりにした。父親が離島の灯台の改修を依頼され、数ヶ月間、家族全員が現地に移住することになったのだ。ちょうどマックスが学校で友人を作り始めていたときで、クラスの一部から見た目のことを言われ、苦しんでいるときでもあった。そしてある女の子と特別な関係になり始めたときでもあった。その気持ちにまだ名前を付けられていなかったが。
プアスはちっちゃなハリネズミ。友だちをぎゅっと抱きしめたいけど、とがった針でけがをさせてしまうのがこわい。友だちをぎゅっとするのを想像するたび、いやな考えが頭のなかに広がって、抱きしめる気をなくしてしまうんだ。なやみになやんだプアスは、おかしなことを思いついた。針をぬいちゃえばいい! さあ、じゅんびはととのった。でも、プアスはそのとき知らなかった。実はプアスの友だちも……。プアスは、森の友だちを抱きしめることができるだろうか?
ホワイトハウスの地下に秘密のトンネルがあること、ソビエトが地球の核に到達しようとして作った、現在でも史上最大深度とされるトンネルがあることを知っていただろうか? 古来より、人類は障害物を回避し距離を縮めるためにトンネルを掘ってきた。洞窟の中や山の中、海底、大都市の地下……先史時代の最初の地下道から世界最大の地下鉄網やその他の驚異的な建造物、大型ハドロン衝突型加速器にいたるまで、これまでに造られた魅力的なトンネルの数々をこの本で見つけよう。
君はスーパーヒーローやスーパーヒロインになることを考えている? とても大変な仕事だけれど、このマニュアルがあればかなり簡単になるだろう。スーパースーツを選ぶとき、最良のスーパーパワーを決めるとき、スーパーグループを結成するとき、秘密基地はどこがいいのかなどなど、憧れのスーパーヒーローになるために必要なすべてを教えてくれる。
コンベルとバンブーは出版社カザルスのインプリント。1世紀以上前から、カザルスは読書を通して文化を醸成し、家庭と学校での創造的で質の高い価値観教育を通して個人の成長と発達を後押しするという約束を守ってきた。
巨人シルバンは、地球上で最も素晴らしい木々を見つけるために世界一周の旅に出る。動物やその他の驚くべきキャラクターたちと一緒に、この驚異的な存在……木々について学ぶ、壮大な冒険の書。
どう猛なオオカミが隠れている。赤ずきんちゃんを助けてあげないか? 傷つき、沈黙している多くの子どもたちの心に向けて、声を上げるよう励ます物語。今こそ自分たちの話を語り、耳を傾けてくれる人を見つける時だ。この絵本は、暴力、虐待、児童性的虐待(CSA)を象徴的な形で取り上げており、著者たちが参加する様々な支援活動で対応した子どもたちの実際の言葉から作られている。
さあ、これから、ロボットの歴史を巡る素晴らしい旅に出よう。語り手はベルタ。ロボットは、みなさんの想像以上に長い間、私たちの生活の一部となってきた。その起源は、仕事、時間の計測、宇宙観測、音楽の創造などのために、人工生命を作りだそうという人間の永遠の衝動から生まれたものである。そしてその進化は絶え間なく、ますます速くなっている。この特別な旅を通じて、ロボットランドの最も現代的な住人から原始的な先祖、さらにフィクションの世界に属するロボットたちにいたるまで、あらゆるロボットに出会うだろう。