ベルタは小さなころからおしっこが近い。おかげでベルタのパパとママは、すっかり街道沿いのレストラン通になった。だってドライブするときは必ず、道の途中で2回か3回止まらなければならなかったからね。ベルタは絶対白状しないけど、人目がないときは、そう、こっそり小指で鼻をほじってる。そのほうが洗練されてると信じてるからだ。丸めた鼻くそを食べないだけまだましだが、そのかなり気になるシロモノをどうするかも、ベルタは白状しない。編集者フアンの、ちょっとどうなんだろうと思うくらい熱心な提案を受けてつくったのが本書で、彼とは別の本、『Cambio climático(気候変動)』でも一緒に仕事をした。本書の制作中は、どこにはまりこんでるのかよくわからなかったが、終わってみればとても楽しい旅で、たくさんのことを学べた。ベルタのイラスト作品はイタリア、英国、中国、アラブ首長国連邦、ポルトガル、セルビアなど、世界各地のブックフェアに選出されている。