ページからページへと線をたどっていき、ブックカバーのそでを開いてこんがらがった線のなかにかくれているものを数えよう。ずっと紙から離れずに、線は部屋や庭、都市を描いていき……、やがて主人公の部屋へと戻ってくる。この技法のふたりの巨匠、パウル・クレーとソール・スタインバーグの作品に触発された絵さがしパズル。
不機嫌に始まったピルグリスの1日が、悪趣味なCM撮影を引き起こして終わるだけでなく、飼い猫がヒヨコに変装してしまうなんて、そんなことってあり得る? あり得るんだよ、だって車が自力で進み、子どもたちが宇宙服を着ていて、見えない朝食をとる青いウサギ村では、どんなことでも起こるから。ほんの小さな子どものころから共存してきた力のせいでいらいらすることと、なにか関係していたのかもしれない。
とんだ大騒ぎ! 魔法学校はお祝いムード。ドラゴンのシモンの誕生日で、超絶大パーティの準備中なのだ。でもケーキを焼いてる魔女のブルブハが大問題を起こしちゃった!!! ユーモアとすてきな驚きがたっぷり詰まった『Abracadabra, Cole de Magia(アブラカダブラ、魔法学校)』シリーズで、子どもたちは簡単な方法で愉快に本を読めるようになる。
『México bordado(刺繍されたメキシコ)』での成功に引き続き、テキスタイルアーティストのヒメナ・ロメロが、技術的な観点からではなく、芸術的な表現の手段として、再び刺繍の製作に読者を導く。
本書は、ラドヤード・キップリング、ジョゼフ・コンラッド、グレアム・グリーンなど、東洋の魔法に魅せられた伝説的作家たちの足跡を辿った本だ。一体どんな秘密が、探検家や作家を旅に駆り立てたのか?ダビッド・ヒメネスは、10人の偉大な文学者たちの著作の舞台となった場所を巡り、その大いなる謎を解くための波乱の旅、すなわちアジアの何が彼らにインスピレーションを与えたのかを発見するための旅に出立した。
学業を続けるために大陸を横断した10代の若者の感動の実話。想像してみてほしい。自分が、成長のために必要な勉強をすることを許されない国に住んでいると。また勉強すること以上の大きな望みを持てないということを。思い浮かべてみるといい。15歳の君は、まだ秘密と幻想に満ちた子供の心を抱えているが、頭では自分が冷静で賢い大人になったつもりになって、なにかを成し遂げようと家を飛び出す…しかし、最初の一歩からうまくいかず、暴力的で非人間的なものに巻き込まれていく…。
あなた方それぞれの出自が、個々の存在自体や、感情的および経済的にどのように人生を管理するのかについての大部分を決定している。筆者のテオドール・デ・マスは、彼自身とその幼少期の家族(デ・マス家、バルス家、ロカバジェラ家、イサルド家、テヘドール家、ベントサ家、インダルテ家、バディア家)の経験を通して、より良い日々の管理に資する経済観念を説明し、きわめて重要なエピソードを紹介する。その目的は節約し、裕福になり、他者のために働く義務から解放されることだ。
宇宙に身を投じ、理解し、闇の中から光を採取する技術について知るための70枚の写真。空のイメージは、物語を聞かせ、神話を呼び起こし、問いを投げかけ、答えを夢見させ、この宇宙の錯乱の中で秘められた事実の暴露と虚構を混合させる。
カミロ・セストのキャリアの中でピークを選ぶとすれば、それは1975年11月6日にマドリードのテアトロ・アルカラ・パレスで上演されたジーザス・クライスト・スーパースターのスペイン初演の日だ。自らプロデュースし、主演したこの作品は、スペインで初めて上演されたイギリス生まれのミュージカルであり、批判を浴びつつも5ヶ月にわたって上演されるという挑戦的な舞台となった。その数年前、カミロ・セストはすでにOTI(テレビ局)、アルメリア、ベニドルムの音楽祭に参加し、いずれも成功を収めていた。
カミロ・セストとして世界的に知られるカミロ・ブラネス・コルテスは1946年9月16日、アリカンテ県アルコイ市の、貧しくも勤勉な家庭に生まれた。ラジオから流れるメロディーを聴きながら幼少期を過ごした彼は、やがて絵画や音楽に強く惹かれるようになり、生涯にわたりその情熱を持ち続けた。地元でロス・ダイソンというバンドを組んで行った活動で最初の成功を収めたのち、カミロ・セストは迷うことなく全てを投げうちマドリードに移り住んだ。