1998-1999:RTVE(スペイン国営放送)の番組「映画の日々」の制作アシスタントとして、毎週映画関連ニュースの映像編集、加工に携わっていた。1998-2021:様々な文化系メディアで映画、文学、文化的生活、芸術、政治、時事に関する記事を編集。1999-2021:編集者、校正者、クリエイター。この間400冊以上の書籍で、編集をはじめ制作、デザイン、レイアウト、文字校正など様々な立場の責任者を務めてきた。またブックフェア、イベント、展示会でも責任者を務めている。
グレーゾーンとは、脅威や戦略、ハイブリッド戦の一種であり、穏健的な修正主義のアクター(通常は国家)が戦争と同じような目的(だが実際の武力攻撃には至らない)を追求する際に引き起こされる事態のこと。
お皿やカップやタイルに好きに模様を付ける方法を学べるとしたら? 家の食器を生き生きと色鮮やかなものにしたり、朝食用のシリアルボウルにオリジナルの物語を描けるとしたら? デザイナー、そして陶芸家でもあるパトリシア・ラサロは、物語を描いた商品製作を専門に行う、陶器のデザイン・装飾ブランド「チチナボ」の代表。本書では、下書きから転写、最後の仕上げまで、陶器の絵付けの秘訣を手軽に楽しく学ぶことができる。
本書はスペインと日本の研究者や企業、行政機構の協力で完成した。日本の法律や経済、行政をよく知ることによって、両国の企業間の関係が強化され、社会と経済界の交流も促進される。本書の内容は4章で構成されている。
第1章では、2019年にEUと日本の間で調印された3つの重要な協定を分析する。すなわち、経済連携協定(EPA)と戦略的提携協定(SPA)、スペインと日本の間で取り交わされ2021年5月に発効した二重課税協定である。
マリアの懐妊を知った時、ヨゼフの心によぎったのは何だったのだろうか? イエスの父親になるようにとの神の呼びかけを、彼はどう理解したのだろうか? 主のその呼びかけをどう経験したのだろうか? マリアとイエスと彼の関係はどうだったのだろうか? これらのすべての疑問には答えが無い。福音書にはヨゼフに関することはほとんど書かれていない。ただひとり、福音史家マタイだけがイエスの父親代わりとなったこの公正な男について素描している。
模型作家たちが植物のジオラマ風景作成のポイントとコツをもれなく披露した一冊。各種材料の説明に加え、さまざまなスタイル、テクニックを紹介。植物模型は、縮尺にかかわらず風景や場面を完成させるうえで非常に重要なテーマであることから、植物に関心のある模型作家なら必携のガイドと言える。模型作りの初心者も上級者も、各テクニックの手順とその理由をひとつひとつ簡単に学ぶことができる。ジオラマ作りの基本マニュアル。これで植物模型をマスターしよう。
ふたりの姉妹が笑い、遊びながら、体の部分の名前を挙げていく。腕、目、心臓……。口頭伝承である〈スカートの遊び〉を直接取り入れた、つい歌いたくなるような二か国語(スペイン語と英語)の詩の本。水彩画が乳幼児向けの本のイラストに使われることはあまりないが、その絵を見ただけでページを開きたくなる。
本作『Drácula(ドラキュラ)』は、ブラム・ストーカーの原作を、作者のフェルナンデスが忠実に解釈した上で自由な脚色をもって描いた作品。1982年、クリーピー誌(スペイン語版)に1章ごと掲載され、読者が選ぶ最優秀作品賞を受賞した。イタリア、フランス、ドイツ、米国でも出版されており、一般読者のみならず批評家からも高く評価された。
ヨーロッパを中心に、著者おすすめの14の街歩きを紹介。ローマ、パリ、ロンドン、ウィーンなどの都市で菓子店を訪れ、現地でよく知られたレシピをいくつか取り上げる。菓子店「アリテル・ドゥルシア」のイサベル・ペレスが案内するユニークな街歩きは、読者を単なる観光客から旅人へと変える。14の都市を〈見る〉代わりに〈知る〉ことで、より賢く、より幸せで自由な気分に戻れる思い出をスーツケースに詰めこむべく、記念品を探して広場や通りを楽しむことができるだろう。
病床の祖父が難しい状況にあることを知ったロレナは、面倒を見るためにマドリードへ向かう。家族で一番年下のダニが行方不明になったことへの罪悪感を持つふたりの心の叫び声が行きかう中、退屈な日々が流れる。明晰夢を介して弟を再生させることに執着するロレナ。それがダニの命を維持する唯一の方法だと信じ込んでいる彼女は、夢の世界で彼と再会するためならどんなことでもするだろう。一方祖父は、家族崩壊を招いていたかもしれないほどの過去の重荷を背負っていた。