今の時代を生きる若い吸血鬼のラ・ヌリアは、おじいちゃんのエストルック伯爵と一緒に悪い人間どものたくらみをつぶそうとしている。やつらは上流階級にまぎれこみ、世界をのっとろうと考えているのだ。吸血鬼、魔女、そして愛がテーマの冒険に満ちたこのお話は、1ページ目からあなたをとらえて離さない。きっと最後まで一気に読んじゃうよ!
「マラス」は、ヒスパニック系移民が生き延びる手段として、米国で生まれたストリート・ギャングである。マルティネス=ダビュイソンはマラスという現象を説明するのではなく、彼らとの共生を試みる。1年間、エル・サルバドル最大級のマラス「マラ・サルバトゥルチャ13」の一派である「ロス・グアナコス・クリミナレス」と共に過ごした。彼らはある丘の上を拠点としているが、その麓を牛耳るライバルグループの「バリオ18」によって劣勢に立たされている。1年を通して、著者は連日「グアナコス」を訪れる。
ビオレタの家族には長い間守りぬいてきたある秘密がある。かの有名な作家ジュール・ヴェルヌは、旅行鞄と質問をどっさりかかえて、ビゴ港で下船した。ヴェルヌは植物女についてすべてのことを知りたがり……植物女たちは生きのびるために、彼の発明の助けを必要としている。謎と冒険と太古の魔法が、海中の森への一刻を争う急展開の旅を待ちうける。
フィンランド北部の小さな村、イナリに住むテントウムシの家族の物語。ヘンリの家の窓に住んでいるテントウムシ一家は、雪と寒さでいつもかなしそう。みんなが幸せになれる方法をさがしていたヘンリは、ドアをノックした郵便屋さんを見て思いついた。そうだ、テントウムシ一家を南へ送ろう。こうしてヨーロッパの北のはじっこイナリから、南のはじっこスペインのグラサレマ山脈(アンダルシア、カディス県)までの旅が始まった。とうちゃくしてカディスの緑の山々を見たテントウムシたちは大喜び。