海の中で出会うという一見単純なことが、登場人物それぞれの心に葛藤を生む。恥ずかしさ、恐怖、拒絶…。解決するためには、深い海にもぐり、隠れた宝を探し、目を開けて、よく注意して見るしかない。そうすることで、自分に何ができるか、人生はいかにすばらしいか、何がほんとうに大切かが見つかるだろう。多くの読み方ができる、心に訴える感動的な物語。子どもや大人に、内面の葛藤に愛情と自信を持って立ち向かうよう促す。
化粧品に関する知識と作り方、自分と地球に対する良識と責任ある姿勢を学びながら健康管理を可能にする、イラストを用いた自然派化粧品の作り方ガイド。 ◆意識的なケア:従来の化粧品の落とし穴を検証し、自然派化粧品のメリットと特性を確認することで、外見の美しさという呪縛にとらわれずに自分の体に気を配り、自分を愛する方法を学ぶ。 ◆天然成分:植物、エッセンシャルオイル、植物油脂、果物・野菜などの生鮮品について、その成分と本来備わるメリットを知る。
エレナ・クラエ再話によるグリム兄弟の物語に、フランチェスカ・デロルトが絵をつける。しらゆきひめの父親が再婚した新しい女王は、とても美しい義理の娘に嫉妬心をいだく。そこで、娘をなきものにしようと、森に連れていって殺すよう狩人に命じる。しかし、狩人はかわいそうになって女王の命令にそむき、彼女を森においてくる。しらゆきひめは逃げ、日暮れどきに7人の小人が住む小屋を見つけ、そこに隠れ住むようになる。だが、継母は老婆にばけ、しらゆきひめを毒リンゴで殺す。
ここから白いトラが支配する禁じられた場所が始まる。ずっと昔の話だ。もうずいぶん前のことなので、語る者もいない。まだ覚えている者たちは、深いジャングルで生まれた伝説のひとつにすぎないと言う。だが、そうではない。断じてない。ある日、偶然の導きで、私の姉妹ドゥナの運命と白いトラの運命が交差した。そして、ふたりは自分たちの場所を見つけた。
何百年も迫害され追われてきた魔女たちが、とうとうははばかることなく人前に出てこられるようになった。ネット上で住まいをシェアし、呪文を唱えるところを録画し、魔女集会のメンバーしか参加できないパーティーを開いている。黒魔術師たちと休戦協定を結び、一般の人々は、魔女たち特有の魔法を恐れることはない。若い魔女のサベレは、1年に1度行なわれる魔女認定試験を受けようとしている。しかし、選考会の夜、思いがけない方向に運命が変わる。
バブルガムボーイは新しい学校で新学年を迎え、だれでも経験があるように怖気づいている。新しいクラスメイトは自分のことをどう思うだろう。頭がガムだからって、いじめられないかな。まわりを見まわしてみると、たまねぎっこもエルネストもみかんちゃんもみんなすごくて、いろんなことができる。自分は何ができるだろう。ただのガムだもん…。何言ってるの! みんな同じだったらたいへん。違うからいいんだよ。