アンドレス・ゲレロ=サンチェス:1958年、カセレスのトルヒーリョ生まれ。幼い頃から読書の楽しみを家族から教えられて育つ。たとえばおばあちゃんは、コーヒーを淹れながらお話を読んでくれた。そして、本が大好きになり、本の絵を描きたいという夢を抱く。「私は決心したのではなく、そう思いついてイラストレーターや作家になりたくなりました。少なくとも私の場合、選ぶというよりも、そうなるしかなかったのです」と、SOLイラストレーター美術館で本人が語っている。雑誌でユーモア漫画を発表することから出発し、アニメの世界に移る。その後、児童書の絵を描きはじめ、そのうちいくつかは自身で文章も書く。新聞や雑誌でも常時執筆を続ける。SM出版のバルコ・デ・バポール・シリーズで刊行された『Cinco ovejitas(5ひきのこひつじ)』で2009年CCEI賞イラストレーション部門を受賞。