あらゆる身体を可視化し、ありのままの自分を愛することの大切さを訴える絵本。ディナの肌の色はクラスの他の子どもたちと違っていて、ルイスは時々どもってしまい、シロは車いすを使い、アランはナラと呼ばれたがっている……でも、そんなことで彼らが歩みを止めることはない。彼らは、世界を汚染から救いたい、旅行したい、楽器を演奏したい、写真家になりたい、本をたくさん読みたいのだ。みんな特別で、自分をユニークな存在にする何かを持っている。
歴史好きにはたまらない一冊。主要な文明や歴史上の時代に関する125の珍事や面白い逸話を紹介。
本書できっと答えが見つかる。アレックス・ヤニェス博士があなたの体と心をケアする100の優れたサプリと食品を紹介。集められた情報はすべて現在の科学的根拠に基づくものだ(2,000以上の科学的資料と文献情報を掲載)。この最新のガイド本は、100のサプリと食品それぞれについて、主な効能、特定の病気や痛みに対する有用性、もしあれば禁忌や副作用、正しい使用量などを提示する。
わたしたちの脳は4つの部分に分かれてるって知ってた? その一つひとつの部分が決まった仕事をすることになってるんだけど、穏やかにバランスを保つためには大人の手助けが必要なんだって。どんなものなのか、 アランチャといっしょに見てみない? 最近の神経画像の技術によると、脳は生後10年まで発達し続けることがわかってるんだって。残念ながら、さまざまな問題とか状況のせいで、脳の発達の可能性を最大限に発揮できない人もいるんだ。
ビクトリアの人生に次々と現れるダメ男たち。本当なら逃げるべき相手なのに好きになってしまう。そんな彼女自身や、彼女やその女友達たちに巻き起こる出来事に共感せずにはいられないだろう。人生というこの大きな市場でつきまとってくる毒男たち。良識ある女性なら逃げるべきそんな男たちのエピソードを、ブラックユーモア風に描いた面白小説(物語と自己啓発書の中間)。挫折を経験した優しい男から、自己陶酔したナルシストまでさまざまな男たちが登場。
細やかな心理描写の11の短編で、クララ・パストールは特異な宇宙を見せてくれる。地理的な位置はあいまいだが、的確な雰囲気のなかに、登場人物の微妙な心理が見てとれる。主人公が子どもの場合は別だが、収録された物語の多くで、主人公が気づかないうちに欲望が生まれて死んでゆく。主人公は外見の落ち着きを保とうとするが、なかなかそうはいかない。流れるような自然な散文とともに、物語の筋の動かし方の巧みさを楽しめる美しい本。ほのめかされ、想像力と感性にゆだねられるすべてが読者を魅了する。
仕事にも結婚にも疲れた新聞記者のルイスは、テキサスのオースティンでの学会に出席する予定である。出張は、人生の唯一の喜びとなっているカミーラとの束の間の逢瀬のアリバイにすぎない。しかし、出発しようとしたとき、カミーラから「もうここでおしまいにして、思い出にしましょう」というメッセージを受け取る。ルイスは落胆し、どうしてよいかわからないままオースティンに行き、大学の文書館にこもり、そこで偶然、ウィリアム・フォークナーが愛人ミータ・カーペンターに送った手紙を見つける。
もし、あなたに対する最大の罰が、自分の星から出ていくことだとしたら? リアムとアリアは想像だにしなかった運命に直面する。一見、普通に暮らしているように見える兄妹ふたりは、故郷の惑星ラインを離れることを余儀なくされる。未知の世界の危険にさらされながら、ふたりは答えを探しに何が何でも生き延びなければならない旅に出る。秘密の中には永遠に埋もれてしまっていた方がいいものもあることも知らずに。
2011年春に政党の閉鎖性に対抗して起こったスペインの若者たちの抗議デモ、15-Mから10年を記念して出版された。物語はデモの1週間前に始まる。しばらく世間から離れて入院し、退院したばかりの主人公のモイセス・マルメロは、勤務していた会社はどうなっているか確かめようと出かけ、最後にデモの参加者が溢れるプエルタ・デル・ソル広場にたどりつく。章を追うごとに、当時のマドリード、そしてスペインの姿の忠実でユーモラスな描写へと変貌していく本書。
ビジャ・ヌエバでは悲しい話が絶えないようだが、毎週月曜日は待ちに待った日だ。ネルソンとヘルソンが本の詰まった車でやってきて、彼らの物語で子どもたちは幸せな気持ちでうちに帰り、太陽は再び輝く。ホンジュラスの実話に基づく作品。