ページを動かしたり折ったりすると次々にイラストや文章が現れ、「無限の本」へと変わっていくという、機知に富んだ驚くべき仕組みの本。フアン・アスピリクエタのデザインにより、読者はページを様々な方法で見て、読むことができる。遊びが詰まった、尽きることのない読書体験だ。初めて本を読む年齢の子どもたち向けにグラフィックが工夫された『Libros infinitos. El Sistema solar(無限の本たち:太陽系のはなし)』は、単なる本にとどまらない。
文字や数字の練習をするために、書いたり消したりできる魔法のアクティビティノート。読み書きを一番楽しい形で子どもたちに始めさせたい親や先生には理想的な本。読み書きは、できるだけ早く始めるべき基本的なプロセスのひとつであり、子どもたちがコミュニケーションに最も重要なふたつのスキルである「読み」と「書き」を身につけるためには、サポートする材料を持つことが不可欠。本書には細かな運動機能を刺激し、スペイン語のアルファベット27文字と1から10までの数字の書き方を教える練習問題が収録されている。
祖国から遠く離れ、独立して暮らすフアンは、父の死により生まれ故郷の寒村にやむをえず戻る。葬儀が終われば一刻も早くエジンバラに帰る予定だったが、姉妹から聞いた知らせにより、計画は永久に変更させられる。逃げようと決めたその場所に、期せずしてとどまり、母親の介護をすることになるが、母親はほとんど見ず知らずの人間であり、共通するのは家族で乗っていた古いルノー4だけだった。
人を殺すことがあなたの仕事であるとき、狂気はよくない旅の道連れだ。あるプロの殺し屋が、数年間属していた組織を離れる。彼は遠くまで逃げ、円形の塀に囲まれた宿屋〈真夜中の中心〉に身を隠す。その宿には、6人の客が泊まっている。逃亡中の殺し屋は、自分を殺すために組織が人を送り出したという考えにとらわれ、その宿にその手先が泊まり、自分の命を奪うタイミングをうかがっていると思いこんでいる。
サンタンデール湾クラブの会長で、市の有力者のひとりである女性実業家フディス・ポンボが、豪華スクーナーの船室で死体となって見つかった。彼女はテニス界の選ばれた数名の招待客とともに、日暮れどきにクルーズに出ていた。前世紀初頭の密室犯罪の小説を思わせる犯行。船室は内側から鍵がかけられ、遺体に残された奇妙な傷も、犯行の謎めいた方法も説明がつかない。またパーティーのすべての招待客には、彼女の命を奪う動機があるようだった。
あらゆる身体を可視化し、ありのままの自分を愛することの大切さを訴える絵本。ディナの肌の色はクラスの他の子どもたちと違っていて、ルイスは時々どもってしまい、シロは車いすを使い、アランはナラと呼ばれたがっている……でも、そんなことで彼らが歩みを止めることはない。彼らは、世界を汚染から救いたい、旅行したい、楽器を演奏したい、写真家になりたい、本をたくさん読みたいのだ。みんな特別で、自分をユニークな存在にする何かを持っている。
歴史好きにはたまらない一冊。主要な文明や歴史上の時代に関する125の珍事や面白い逸話を紹介。
本書できっと答えが見つかる。アレックス・ヤニェス博士があなたの体と心をケアする100の優れたサプリと食品を紹介。集められた情報はすべて現在の科学的根拠に基づくものだ(2,000以上の科学的資料と文献情報を掲載)。この最新のガイド本は、100のサプリと食品それぞれについて、主な効能、特定の病気や痛みに対する有用性、もしあれば禁忌や副作用、正しい使用量などを提示する。
わたしたちの脳は4つの部分に分かれてるって知ってた? その一つひとつの部分が決まった仕事をすることになってるんだけど、穏やかにバランスを保つためには大人の手助けが必要なんだって。どんなものなのか、 アランチャといっしょに見てみない? 最近の神経画像の技術によると、脳は生後10年まで発達し続けることがわかってるんだって。残念ながら、さまざまな問題とか状況のせいで、脳の発達の可能性を最大限に発揮できない人もいるんだ。
ビクトリアの人生に次々と現れるダメ男たち。本当なら逃げるべき相手なのに好きになってしまう。そんな彼女自身や、彼女やその女友達たちに巻き起こる出来事に共感せずにはいられないだろう。人生というこの大きな市場でつきまとってくる毒男たち。良識ある女性なら逃げるべきそんな男たちのエピソードを、ブラックユーモア風に描いた面白小説(物語と自己啓発書の中間)。挫折を経験した優しい男から、自己陶酔したナルシストまでさまざまな男たちが登場。