1874年10月。ガブリエル・カマラサは、ロンドンで数年の亡命生活を送ったのち、家族とともにバルセロナに戻ってきたばかりだ。ラ・ロンハ建築専門学校の初日、入学2年目の若者アントニ・ガウディと知り合う。若いカマラサにとってガウディは謎だ。その年齢の建築学生には考えられないほど豊富な建築の知識を持ち、秘教とオカルト植物学と写真にも興味を寄せる。また、バルセロナの最下層の人々とコンタクトを持ち、彼らと謎の商売をしている。ガウディはまた一級の演繹的思考の持ち主である、あるいはそう考えられている。
努力と謙虚さ、それはスポーツと人生における秘訣だ。ビセンテ・デルボスケが、自身のサッカー哲学と人生哲学の全てを本書で初めて語る。長年の選手生活、監督としてのエピソード、サッカーに対する彼の情熱。クラブや代表チームが切望する全てのビッグタイトルを持つデルボスケの、人間として、そしてプロとしての真価がわかる。
とても変わったひとりの人物の物語。自分の居場所を求めて世界をめぐるうちに、たくさんの冒険に出会う。