過去の紹介書籍アーカイブ

新しいフラメンコを愛する人々に向けた解説書。純粋派と革新派の論争はあらゆる科学・芸術分野で見受けられるが、フラメンコの世界は特にその対立が激しい。著者はタイトルでその立場を明らかにし、純粋派がこだわる伝統的衣装を拒否してこそ存在意義を持つ、革新派のハイブリッドな性質を探究する。巨匠たちを否定することなく、絶えず再構築され、様々な栄養を取り込み、新旧の入れ替わりによって活性化する芸術として、フラメンコの理解をサポートする。本書は、世界で最も有名なスペインの音楽様式の将来を予見する、刺激的かつ明解なビジョンである。

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ノンフィクション・その他

純粋への反論

Alegato contra la pureza

ホセ‧ルイス‧オルティス‧ヌエボ

José Luis Ortiz Nuevo
Malpaso Holdings

本書『Amazona(アマゾンの女)』は事実に基づく作品。物語で描かれているほとんどのシーンは2014年6月28日、土曜日の数時間の出来事だ。アマゾンのジャングル奥深くにある先住民コミュニティ出身の女性アンドレアは、カリ市での不健康な生活と過密状態に別れを告げ、故郷を目指して長い旅に出る。しかし、その故郷は今、鉱業会社の搾取に遭い、武装集団によって監視されているのだった。

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ノンフィクション・その他

アマゾンの女

Amazona

Nuevo Nueve Editores

約100人へのインタビューや、2年以上にわたる資料考証から、世界有数のクラブの聖地・イビサの歴史をたどった一冊。登場人物による一人称で語られる。世界的に有名なDJやミュージシャン、ジャーナリスト、レコード会社、ダンサー、プロモーター、ホテルオーナーの証言、パチャ、クー(現在のプリビレッジ)、アムネシア、スペースら伝説のクラブのオーナー、カフェデルマルなどのバー、カフェデルマルのレジデントDJであったホセ・パディーリャ(音楽をかけながら日没を楽しむスタイルの立役者)などの証言から、イビサのクラブ文化の魅力的な歴史に初めて気づくことになる。カール・コックス、ピーター・フック、ポール・オーケンフォールド、ダニー・ランプリング、DJハービー、ルチアーノ、ルイ・ベガ、アルフレド・フィオリート、ホセ・パディーリャ、ナイトメアズ・オン・ワックス、ジュリアン・テンプル、アービン・ウェルシュ、トレバー・ファング、テリー・ファーリー、ビル・ブルースターら多数登場。

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ノンフィクション・その他

バレアリック:イビサにおけるクラブ文化のオーラルヒストリー

Balearic: Historia oral de la cultura de club en Ibiza

ルイス‧コスタ

Luis Costa
Contraediciones

カミロ・セストとして世界的に知られるカミロ・ブラネス・コルテスは1946年9月16日、アリカンテ県アルコイ市の、貧しくも勤勉な家庭に生まれた。ラジオから流れるメロディーを聴きながら幼少期を過ごした彼は、やがて絵画や音楽に強く惹かれるようになり、生涯にわたりその情熱を持ち続けた。地元でロス・ダイソンというバンドを組んで行った活動で最初の成功を収めたのち、カミロ・セストは迷うことなく全てを投げうちマドリードに移り住んだ。当時、食料不足や政治および社会的な問題が存在していたにもかかわらず、音楽シーンで自身の居場所を求めて戦い続けるために。その独特な歌声が首都のレコーディングスタジオから発信されるや、楽曲の持つテーマや周りを遠ざけるかのような力強い歌唱に人々は魅了されていくのだった。

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ノンフィクション・その他

NEW

カミロ‧セスト 私の一番新しい歌 第1巻

Camilo Sesto. Mi última Canción Vol 1

エレナ‧ゴメス‧デ‧ラ‧プエルタ

Elena Gomez de la Puerta
Editorial Chocolate, SL

カミロ・セストのキャリアの中でピークを選ぶとすれば、それは1975年11月6日にマドリードのテアトロ・アルカラ・パレスで上演されたジーザス・クライスト・スーパースターのスペイン初演の日だ。自らプロデュースし、主演したこの作品は、スペインで初めて上演されたイギリス生まれのミュージカルであり、批判を浴びつつも5ヶ月にわたって上演されるという挑戦的な舞台となった。その数年前、カミロ・セストはすでにOTI(テレビ局)、アルメリア、ベニドルムの音楽祭に参加し、いずれも成功を収めていた。さらに大西洋を渡ってアメリカ大陸にも活躍の場を広げ、チリ、コロンビア、メキシコ、ペルー、アルゼンチンで公演を開いた。この新天地では全ての首都で、その都市の劇場が彼を出演させようと競い合うほどであった。

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ノンフィクション・その他

NEW

カミロ‧セスト 私の一番新しい歌 第2巻

Camilo Sesto. Mi última Canción Vol 2

エレナ‧ゴメス‧デ‧ラ‧プエルタ

Elena Gomez de la Puerta
Editorial Chocolate, SL

本の校正をしながら演劇を教えていた著者は、双極性障害の患者となって苦悩の日々を送るようになる。信じてもらえず、見下され、たいてい疑われる。将来への絶望、社会的に無能であるという感覚、薬を常飲しながら野心を持つことの難しさは、重い発作に苦しむ者にとって不可避のようだ。多くの医師や心理学者がその障害のみに注目する中、色眼鏡をかけずに人格を認めてくれる例外的な専門家がいる。もし彼らに出会えなければ、診断が全てとなるかもしれない。患者とみなされれば将来を失い、何百万という患者にとっての理不尽な処方箋、つまり診断に従うことを余儀なくされる。

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ノンフィクション・その他

診断に抗う 精神疾患の慢性化を疑問視する本

Contra el diagnóstico. Una obra que cuestiona la cronificación de la enfermedad mental

マルコス‧オブレゴン

Marcos Obregón
Editorial Rosamerón

宇宙に身を投じ、理解し、闇の中から光を採取する技術について知るための70枚の写真。空のイメージは、物語を聞かせ、神話を呼び起こし、問いを投げかけ、答えを夢見させ、この宇宙の錯乱の中で秘められた事実の暴露と虚構を混合させる。

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ノンフィクション・その他

NEW

宇宙の錯乱。夜行性写真家の天文学的奇行

Delirio cósmico. Extravagancias astron ómicas de un fotógrafo noctámbulo

オスワルド‧フェリペ(フェルナンド‧フェリペ)

Oswaldo Felipe (Fernando Felipe)
Prames

子供たちは驚嘆するという素晴らしい能力と尽きることのない好奇心を持っている。そのふたつが彼らを小さくて偉大な哲学者に変える。哲学的思考は子供たちを責任ある積極的な市民に育てるが、家庭や学校でその思考を深める重要なツールとなるのが本書だ。前半では、子供たちの個人的あるいは社会的な知的発達を助ける哲学教育のメリットを説く。後半では、西欧の大思想家が遺した12の重要な問題を取り上げ、批評や対話、ゲームや想像力を通して、家族や教師が子供たちと共にその問題に取り組むための実践的方法を提案する。

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ノンフィクション・その他

小さな哲学者

El niño filósofo

ジョルディ‧ノメン

Jordi Nomen
Arpa y Alfil Editores

権力をどうやって手に入れるのか? どうやって保持するのか? ニッコロ・マキャベリは当時の為政者たちに思いを馳せながら君主論を書いたが、著者はその考えが政治や軍隊、企業や社会活動における現代のリーダーにも当てはまることを明らかにする。しかし、マキャベリの考えは有効であり続けるのだろうか? 著者とマキャベリが時代を超えて重ねる熱く赤裸々な対話は、権力とは外見が変わっても本質は変わらないこと、たとえ現代のリーダーたちがSNSとアルゴリズムによる複雑な世界に適応しなければならなくても、全時代における最高のインフルエンサー、ニッコロ・マキャベリの成功(と失敗)を忘れてはならないということを教えてくれる。

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ノンフィクション・その他

権力。戦略家がマキャベリを読む

El Poder: Un estratega lee a Maquiavelo

ペドロ‧バーニョス

Pedro Baños
Editorial Rosamerón

「哲学は常に懐疑主義の実践である」と言ったのはバートランド・ラッセルである。疑うことを学ぶということは、与えられたものから距離を置き、常識と先入観を疑い、明白なものに疑問を呈することである。ひたすら否定するためではなく、調査し、分析し、論証した上で決定するために。本書は思想史における懐疑の変遷をたどり(プラトン、アリストテレス、デカルト、スピノザ、ヒューム、モンターニュ、ニーチェ、ヴィトゲンシュタイン、ラッセル、ロールズ、その他様々な懐疑主義者が登場)、30年にわたり大学で教鞭を取った著者の専門性を排除することなく、幅広い読者層にわかりやすく語りかける内容となっている。

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ノンフィクション・その他

懐疑礼賛

Elogio de la duda

ビクトリア‧カンプス

Victoria Camps
Arpa y Alfil Editores

世界大戦と全体主義の世紀には、並外れた人生の証を残した稀有な人々が存在した。エティ・ヒレスムはそのひとりである。その日記と手紙を読んでまず驚くのは、彼女の深い変容と非常に困難な環境だ。ヒレスムがどの程度哲学者あるいは思想家だったのか、強制収容所のための倫理を確立し、仏教や東洋哲学に傾倒していったのかは様々な試論がある。彼女の著作に最も強い影響を及ぼしたのは、詩人のライナー・マリア・リルケだ。彼は20世紀の少数派として、先鋭的かつ真摯に人間の有限性、死、とりわけ生を受け止めた。本書は厳密なアプローチで、ヒレスムがどのように生、神、死、傾聴、孤独などについて考えを深め、作家としての使命に突き動かされていったのかを記している。

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ノンフィクション・その他

エティ‧ヒレスムとその変容 リルケの足跡

Etty Hillesum y la transformación: La huella de R. M. Rilke

V ‧ハビエル‧リョップ‧ペレス

V. Javier Llop Pérez
Narcea Ediciones

あなた方それぞれの出自が、個々の存在自体や、感情的および経済的にどのように人生を管理するのかについての大部分を決定している。筆者のテオドール・デ・マスは、彼自身とその幼少期の家族(デ・マス家、バルス家、ロカバジェラ家、イサルド家、テヘドール家、ベントサ家、インダルテ家、バディア家)の経験を通して、より良い日々の管理に資する経済観念を説明し、きわめて重要なエピソードを紹介する。その目的は節約し、裕福になり、他者のために働く義務から解放されることだ。さらに、本書は、あなたの人生で発生する数多くの経済的な決断を効果的に下す際の助けにもなるだろう。

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ノンフィクション・その他

NEW

お金を稼ぐ

Fer diners

テオドール‧デ‧マス=バルス

Teodor de Mas Valls
Columna Edicions, S.A.U.

新しいフラメンコを愛する人々に向けた解説書。純粋派と革新派の論争はあらゆる科学・芸術分野で見受けられるが、フラメンコの世界は特にその対立が激しい。著者はタイトルでその立場を明らかにし、純粋派がこだわる伝統的衣装を拒否してこそ存在意義を持つ、革新派のハイブリッドな性質を探究する。巨匠たちを否定することなく、絶えず再構築され、様々な栄養を取り込み、新旧の入れ替わりによって活性化する芸術として、フラメンコの理解をサポートする。本書は、世界で最も有名なスペインの音楽様式の将来を予見する、刺激的かつ明解なビジョンである。

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純粋への反論

Alegato contra la pureza

ホセ‧ルイス‧オルティス‧ヌエボ

José Luis Ortiz Nuevo
Malpaso Holdings

本書『Amazona(アマゾンの女)』は事実に基づく作品。物語で描かれているほとんどのシーンは2014年6月28日、土曜日の数時間の出来事だ。アマゾンのジャングル奥深くにある先住民コミュニティ出身の女性アンドレアは、カリ市での不健康な生活と過密状態に別れを告げ、故郷を目指して長い旅に出る。しかし、その故郷は今、鉱業会社の搾取に遭い、武装集団によって監視されているのだった。

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ノンフィクション・その他

アマゾンの女

Amazona

Nuevo Nueve Editores

約100人へのインタビューや、2年以上にわたる資料考証から、世界有数のクラブの聖地・イビサの歴史をたどった一冊。登場人物による一人称で語られる。世界的に有名なDJやミュージシャン、ジャーナリスト、レコード会社、ダンサー、プロモーター、ホテルオーナーの証言、パチャ、クー(現在のプリビレッジ)、アムネシア、スペースら伝説のクラブのオーナー、カフェデルマルなどのバー、カフェデルマルのレジデントDJであったホセ・パディーリャ(音楽をかけながら日没を楽しむスタイルの立役者)などの証言から、イビサのクラブ文化の魅力的な歴史に初めて気づくことになる。カール・コックス、ピーター・フック、ポール・オーケンフォールド、ダニー・ランプリング、DJハービー、ルチアーノ、ルイ・ベガ、アルフレド・フィオリート、ホセ・パディーリャ、ナイトメアズ・オン・ワックス、ジュリアン・テンプル、アービン・ウェルシュ、トレバー・ファング、テリー・ファーリー、ビル・ブルースターら多数登場。

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バレアリック:イビサにおけるクラブ文化のオーラルヒストリー

Balearic: Historia oral de la cultura de club en Ibiza

ルイス‧コスタ

Luis Costa
Contraediciones

カミロ・セストとして世界的に知られるカミロ・ブラネス・コルテスは1946年9月16日、アリカンテ県アルコイ市の、貧しくも勤勉な家庭に生まれた。ラジオから流れるメロディーを聴きながら幼少期を過ごした彼は、やがて絵画や音楽に強く惹かれるようになり、生涯にわたりその情熱を持ち続けた。地元でロス・ダイソンというバンドを組んで行った活動で最初の成功を収めたのち、カミロ・セストは迷うことなく全てを投げうちマドリードに移り住んだ。当時、食料不足や政治および社会的な問題が存在していたにもかかわらず、音楽シーンで自身の居場所を求めて戦い続けるために。その独特な歌声が首都のレコーディングスタジオから発信されるや、楽曲の持つテーマや周りを遠ざけるかのような力強い歌唱に人々は魅了されていくのだった。

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NEW

カミロ‧セスト 私の一番新しい歌 第1巻

Camilo Sesto. Mi última Canción Vol 1

エレナ‧ゴメス‧デ‧ラ‧プエルタ

Elena Gomez de la Puerta
Editorial Chocolate, SL

カミロ・セストのキャリアの中でピークを選ぶとすれば、それは1975年11月6日にマドリードのテアトロ・アルカラ・パレスで上演されたジーザス・クライスト・スーパースターのスペイン初演の日だ。自らプロデュースし、主演したこの作品は、スペインで初めて上演されたイギリス生まれのミュージカルであり、批判を浴びつつも5ヶ月にわたって上演されるという挑戦的な舞台となった。その数年前、カミロ・セストはすでにOTI(テレビ局)、アルメリア、ベニドルムの音楽祭に参加し、いずれも成功を収めていた。さらに大西洋を渡ってアメリカ大陸にも活躍の場を広げ、チリ、コロンビア、メキシコ、ペルー、アルゼンチンで公演を開いた。この新天地では全ての首都で、その都市の劇場が彼を出演させようと競い合うほどであった。

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カミロ‧セスト 私の一番新しい歌 第2巻

Camilo Sesto. Mi última Canción Vol 2

エレナ‧ゴメス‧デ‧ラ‧プエルタ

Elena Gomez de la Puerta
Editorial Chocolate, SL

本の校正をしながら演劇を教えていた著者は、双極性障害の患者となって苦悩の日々を送るようになる。信じてもらえず、見下され、たいてい疑われる。将来への絶望、社会的に無能であるという感覚、薬を常飲しながら野心を持つことの難しさは、重い発作に苦しむ者にとって不可避のようだ。多くの医師や心理学者がその障害のみに注目する中、色眼鏡をかけずに人格を認めてくれる例外的な専門家がいる。もし彼らに出会えなければ、診断が全てとなるかもしれない。患者とみなされれば将来を失い、何百万という患者にとっての理不尽な処方箋、つまり診断に従うことを余儀なくされる。

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診断に抗う 精神疾患の慢性化を疑問視する本

Contra el diagnóstico. Una obra que cuestiona la cronificación de la enfermedad mental

マルコス‧オブレゴン

Marcos Obregón
Editorial Rosamerón

宇宙に身を投じ、理解し、闇の中から光を採取する技術について知るための70枚の写真。空のイメージは、物語を聞かせ、神話を呼び起こし、問いを投げかけ、答えを夢見させ、この宇宙の錯乱の中で秘められた事実の暴露と虚構を混合させる。

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宇宙の錯乱。夜行性写真家の天文学的奇行

Delirio cósmico. Extravagancias astron ómicas de un fotógrafo noctámbulo

オスワルド‧フェリペ(フェルナンド‧フェリペ)

Oswaldo Felipe (Fernando Felipe)
Prames

子供たちは驚嘆するという素晴らしい能力と尽きることのない好奇心を持っている。そのふたつが彼らを小さくて偉大な哲学者に変える。哲学的思考は子供たちを責任ある積極的な市民に育てるが、家庭や学校でその思考を深める重要なツールとなるのが本書だ。前半では、子供たちの個人的あるいは社会的な知的発達を助ける哲学教育のメリットを説く。後半では、西欧の大思想家が遺した12の重要な問題を取り上げ、批評や対話、ゲームや想像力を通して、家族や教師が子供たちと共にその問題に取り組むための実践的方法を提案する。

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小さな哲学者

El niño filósofo

ジョルディ‧ノメン

Jordi Nomen
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権力をどうやって手に入れるのか? どうやって保持するのか? ニッコロ・マキャベリは当時の為政者たちに思いを馳せながら君主論を書いたが、著者はその考えが政治や軍隊、企業や社会活動における現代のリーダーにも当てはまることを明らかにする。しかし、マキャベリの考えは有効であり続けるのだろうか? 著者とマキャベリが時代を超えて重ねる熱く赤裸々な対話は、権力とは外見が変わっても本質は変わらないこと、たとえ現代のリーダーたちがSNSとアルゴリズムによる複雑な世界に適応しなければならなくても、全時代における最高のインフルエンサー、ニッコロ・マキャベリの成功(と失敗)を忘れてはならないということを教えてくれる。

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権力。戦略家がマキャベリを読む

El Poder: Un estratega lee a Maquiavelo

ペドロ‧バーニョス

Pedro Baños
Editorial Rosamerón

「哲学は常に懐疑主義の実践である」と言ったのはバートランド・ラッセルである。疑うことを学ぶということは、与えられたものから距離を置き、常識と先入観を疑い、明白なものに疑問を呈することである。ひたすら否定するためではなく、調査し、分析し、論証した上で決定するために。本書は思想史における懐疑の変遷をたどり(プラトン、アリストテレス、デカルト、スピノザ、ヒューム、モンターニュ、ニーチェ、ヴィトゲンシュタイン、ラッセル、ロールズ、その他様々な懐疑主義者が登場)、30年にわたり大学で教鞭を取った著者の専門性を排除することなく、幅広い読者層にわかりやすく語りかける内容となっている。

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懐疑礼賛

Elogio de la duda

ビクトリア‧カンプス

Victoria Camps
Arpa y Alfil Editores

世界大戦と全体主義の世紀には、並外れた人生の証を残した稀有な人々が存在した。エティ・ヒレスムはそのひとりである。その日記と手紙を読んでまず驚くのは、彼女の深い変容と非常に困難な環境だ。ヒレスムがどの程度哲学者あるいは思想家だったのか、強制収容所のための倫理を確立し、仏教や東洋哲学に傾倒していったのかは様々な試論がある。彼女の著作に最も強い影響を及ぼしたのは、詩人のライナー・マリア・リルケだ。彼は20世紀の少数派として、先鋭的かつ真摯に人間の有限性、死、とりわけ生を受け止めた。本書は厳密なアプローチで、ヒレスムがどのように生、神、死、傾聴、孤独などについて考えを深め、作家としての使命に突き動かされていったのかを記している。

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エティ‧ヒレスムとその変容 リルケの足跡

Etty Hillesum y la transformación: La huella de R. M. Rilke

V ‧ハビエル‧リョップ‧ペレス

V. Javier Llop Pérez
Narcea Ediciones

あなた方それぞれの出自が、個々の存在自体や、感情的および経済的にどのように人生を管理するのかについての大部分を決定している。筆者のテオドール・デ・マスは、彼自身とその幼少期の家族(デ・マス家、バルス家、ロカバジェラ家、イサルド家、テヘドール家、ベントサ家、インダルテ家、バディア家)の経験を通して、より良い日々の管理に資する経済観念を説明し、きわめて重要なエピソードを紹介する。その目的は節約し、裕福になり、他者のために働く義務から解放されることだ。さらに、本書は、あなたの人生で発生する数多くの経済的な決断を効果的に下す際の助けにもなるだろう。

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お金を稼ぐ

Fer diners

テオドール‧デ‧マス=バルス

Teodor de Mas Valls
Columna Edicions, S.A.U.

新しいフラメンコを愛する人々に向けた解説書。純粋派と革新派の論争はあらゆる科学・芸術分野で見受けられるが、フラメンコの世界は特にその対立が激しい。著者はタイトルでその立場を明らかにし、純粋派がこだわる伝統的衣装を拒否してこそ存在意義を持つ、革新派のハイブリッドな性質を探究する。巨匠たちを否定することなく、絶えず再構築され、様々な栄養を取り込み、新旧の入れ替わりによって活性化する芸術として、フラメンコの理解をサポートする。本書は、世界で最も有名なスペインの音楽様式の将来を予見する、刺激的かつ明解なビジョンである。

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純粋への反論

Alegato contra la pureza

ホセ‧ルイス‧オルティス‧ヌエボ

José Luis Ortiz Nuevo
Malpaso Holdings

本書『Amazona(アマゾンの女)』は事実に基づく作品。物語で描かれているほとんどのシーンは2014年6月28日、土曜日の数時間の出来事だ。アマゾンのジャングル奥深くにある先住民コミュニティ出身の女性アンドレアは、カリ市での不健康な生活と過密状態に別れを告げ、故郷を目指して長い旅に出る。しかし、その故郷は今、鉱業会社の搾取に遭い、武装集団によって監視されているのだった。

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アマゾンの女

Amazona

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約100人へのインタビューや、2年以上にわたる資料考証から、世界有数のクラブの聖地・イビサの歴史をたどった一冊。登場人物による一人称で語られる。世界的に有名なDJやミュージシャン、ジャーナリスト、レコード会社、ダンサー、プロモーター、ホテルオーナーの証言、パチャ、クー(現在のプリビレッジ)、アムネシア、スペースら伝説のクラブのオーナー、カフェデルマルなどのバー、カフェデルマルのレジデントDJであったホセ・パディーリャ(音楽をかけながら日没を楽しむスタイルの立役者)などの証言から、イビサのクラブ文化の魅力的な歴史に初めて気づくことになる。カール・コックス、ピーター・フック、ポール・オーケンフォールド、ダニー・ランプリング、DJハービー、ルチアーノ、ルイ・ベガ、アルフレド・フィオリート、ホセ・パディーリャ、ナイトメアズ・オン・ワックス、ジュリアン・テンプル、アービン・ウェルシュ、トレバー・ファング、テリー・ファーリー、ビル・ブルースターら多数登場。

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バレアリック:イビサにおけるクラブ文化のオーラルヒストリー

Balearic: Historia oral de la cultura de club en Ibiza

ルイス‧コスタ

Luis Costa
Contraediciones

カミロ・セストとして世界的に知られるカミロ・ブラネス・コルテスは1946年9月16日、アリカンテ県アルコイ市の、貧しくも勤勉な家庭に生まれた。ラジオから流れるメロディーを聴きながら幼少期を過ごした彼は、やがて絵画や音楽に強く惹かれるようになり、生涯にわたりその情熱を持ち続けた。地元でロス・ダイソンというバンドを組んで行った活動で最初の成功を収めたのち、カミロ・セストは迷うことなく全てを投げうちマドリードに移り住んだ。当時、食料不足や政治および社会的な問題が存在していたにもかかわらず、音楽シーンで自身の居場所を求めて戦い続けるために。その独特な歌声が首都のレコーディングスタジオから発信されるや、楽曲の持つテーマや周りを遠ざけるかのような力強い歌唱に人々は魅了されていくのだった。

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カミロ‧セスト 私の一番新しい歌 第1巻

Camilo Sesto. Mi última Canción Vol 1

エレナ‧ゴメス‧デ‧ラ‧プエルタ

Elena Gomez de la Puerta
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カミロ・セストのキャリアの中でピークを選ぶとすれば、それは1975年11月6日にマドリードのテアトロ・アルカラ・パレスで上演されたジーザス・クライスト・スーパースターのスペイン初演の日だ。自らプロデュースし、主演したこの作品は、スペインで初めて上演されたイギリス生まれのミュージカルであり、批判を浴びつつも5ヶ月にわたって上演されるという挑戦的な舞台となった。その数年前、カミロ・セストはすでにOTI(テレビ局)、アルメリア、ベニドルムの音楽祭に参加し、いずれも成功を収めていた。さらに大西洋を渡ってアメリカ大陸にも活躍の場を広げ、チリ、コロンビア、メキシコ、ペルー、アルゼンチンで公演を開いた。この新天地では全ての首都で、その都市の劇場が彼を出演させようと競い合うほどであった。

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Camilo Sesto. Mi última Canción Vol 2

エレナ‧ゴメス‧デ‧ラ‧プエルタ

Elena Gomez de la Puerta
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本の校正をしながら演劇を教えていた著者は、双極性障害の患者となって苦悩の日々を送るようになる。信じてもらえず、見下され、たいてい疑われる。将来への絶望、社会的に無能であるという感覚、薬を常飲しながら野心を持つことの難しさは、重い発作に苦しむ者にとって不可避のようだ。多くの医師や心理学者がその障害のみに注目する中、色眼鏡をかけずに人格を認めてくれる例外的な専門家がいる。もし彼らに出会えなければ、診断が全てとなるかもしれない。患者とみなされれば将来を失い、何百万という患者にとっての理不尽な処方箋、つまり診断に従うことを余儀なくされる。

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Contra el diagnóstico. Una obra que cuestiona la cronificación de la enfermedad mental

マルコス‧オブレゴン

Marcos Obregón
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宇宙に身を投じ、理解し、闇の中から光を採取する技術について知るための70枚の写真。空のイメージは、物語を聞かせ、神話を呼び起こし、問いを投げかけ、答えを夢見させ、この宇宙の錯乱の中で秘められた事実の暴露と虚構を混合させる。

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Delirio cósmico. Extravagancias astron ómicas de un fotógrafo noctámbulo

オスワルド‧フェリペ(フェルナンド‧フェリペ)

Oswaldo Felipe (Fernando Felipe)
Prames

子供たちは驚嘆するという素晴らしい能力と尽きることのない好奇心を持っている。そのふたつが彼らを小さくて偉大な哲学者に変える。哲学的思考は子供たちを責任ある積極的な市民に育てるが、家庭や学校でその思考を深める重要なツールとなるのが本書だ。前半では、子供たちの個人的あるいは社会的な知的発達を助ける哲学教育のメリットを説く。後半では、西欧の大思想家が遺した12の重要な問題を取り上げ、批評や対話、ゲームや想像力を通して、家族や教師が子供たちと共にその問題に取り組むための実践的方法を提案する。

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El niño filósofo

ジョルディ‧ノメン

Jordi Nomen
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権力をどうやって手に入れるのか? どうやって保持するのか? ニッコロ・マキャベリは当時の為政者たちに思いを馳せながら君主論を書いたが、著者はその考えが政治や軍隊、企業や社会活動における現代のリーダーにも当てはまることを明らかにする。しかし、マキャベリの考えは有効であり続けるのだろうか? 著者とマキャベリが時代を超えて重ねる熱く赤裸々な対話は、権力とは外見が変わっても本質は変わらないこと、たとえ現代のリーダーたちがSNSとアルゴリズムによる複雑な世界に適応しなければならなくても、全時代における最高のインフルエンサー、ニッコロ・マキャベリの成功(と失敗)を忘れてはならないということを教えてくれる。

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権力。戦略家がマキャベリを読む

El Poder: Un estratega lee a Maquiavelo

ペドロ‧バーニョス

Pedro Baños
Editorial Rosamerón

「哲学は常に懐疑主義の実践である」と言ったのはバートランド・ラッセルである。疑うことを学ぶということは、与えられたものから距離を置き、常識と先入観を疑い、明白なものに疑問を呈することである。ひたすら否定するためではなく、調査し、分析し、論証した上で決定するために。本書は思想史における懐疑の変遷をたどり(プラトン、アリストテレス、デカルト、スピノザ、ヒューム、モンターニュ、ニーチェ、ヴィトゲンシュタイン、ラッセル、ロールズ、その他様々な懐疑主義者が登場)、30年にわたり大学で教鞭を取った著者の専門性を排除することなく、幅広い読者層にわかりやすく語りかける内容となっている。

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懐疑礼賛

Elogio de la duda

ビクトリア‧カンプス

Victoria Camps
Arpa y Alfil Editores

世界大戦と全体主義の世紀には、並外れた人生の証を残した稀有な人々が存在した。エティ・ヒレスムはそのひとりである。その日記と手紙を読んでまず驚くのは、彼女の深い変容と非常に困難な環境だ。ヒレスムがどの程度哲学者あるいは思想家だったのか、強制収容所のための倫理を確立し、仏教や東洋哲学に傾倒していったのかは様々な試論がある。彼女の著作に最も強い影響を及ぼしたのは、詩人のライナー・マリア・リルケだ。彼は20世紀の少数派として、先鋭的かつ真摯に人間の有限性、死、とりわけ生を受け止めた。本書は厳密なアプローチで、ヒレスムがどのように生、神、死、傾聴、孤独などについて考えを深め、作家としての使命に突き動かされていったのかを記している。

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エティ‧ヒレスムとその変容 リルケの足跡

Etty Hillesum y la transformación: La huella de R. M. Rilke

V ‧ハビエル‧リョップ‧ペレス

V. Javier Llop Pérez
Narcea Ediciones

あなた方それぞれの出自が、個々の存在自体や、感情的および経済的にどのように人生を管理するのかについての大部分を決定している。筆者のテオドール・デ・マスは、彼自身とその幼少期の家族(デ・マス家、バルス家、ロカバジェラ家、イサルド家、テヘドール家、ベントサ家、インダルテ家、バディア家)の経験を通して、より良い日々の管理に資する経済観念を説明し、きわめて重要なエピソードを紹介する。その目的は節約し、裕福になり、他者のために働く義務から解放されることだ。さらに、本書は、あなたの人生で発生する数多くの経済的な決断を効果的に下す際の助けにもなるだろう。

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テオドール‧デ‧マス=バルス

Teodor de Mas Valls
Columna Edicions, S.A.U.