君もこの箱の中に、何が入っているか知りたいかい? 何が入っているのか、ミカとサルパスと一緒に探ろう。驚くこと請け合いだ。これは好奇心、想像力、遊びに関する物語。巻末のQRコードから、家族や教育者への教育の提案が見られる。
8月終わりのある午後。16歳になったばかりのカタリーナは、ある不愉快な出来事が起きて郊外の団地にある親友の家を飛び出す。幹線道路までやってきた彼女は、家に帰るにはヒッチハイクをするしかないと決意。同年代の若者と同じように自分だって知らない人の車に乗るのは怖い。でも、両親が決めた厳しい門限を守らなかったらどうなるかと思うと、大したことはない。90年代初頭を舞台に描く、自身の体との複雑な関係、そして「女だから悪い」と思わせようとする世界に対する恨みを抱えた少女の物語。
退屈というのは、現実が期待に応えられないときに生じてわれわれを悩ます日常的な現象だ。それは、ごく浅い一過性のこともあれば、深く永続的の場合もあり、われわれ誰もが時折経験する。退屈は集団でも感じることがある。人類はその苦痛から逃れるため、あらゆることを試してきた。それは人間としての創造性を生み出させる一方、最悪の怪物も誕生させる。その苦しみは病的であり、病気とさえみなされることがある。しかし、退屈は単なる症状でしかない。
『La experiencia U-feeling(ユー・フィーリング体験)』シリーズ(
ピーナッツを放り投げてくるくると5回まわり、ピーナッツを鼻でキャッチして、スマートに口に運ぶ。象のナルシソは連続1825日間、サーカスでこの芸を行ってきた。でももう限界だ! 逃げ出すことにしたが、その計画はうまくいきそうにもない。ナルシソの問題は自尊心が少し足りないことだけなのかもしれない。
ノーベル医学・生理学賞を受賞したバーバラ・マクリントック博士が語る、複雑だが興味深い遺伝学の世界。恐竜のクローンを作れるかどうか知り、全ての生き物が従う取扱説明書、つまりゲノムの秘密に驚いてほしい。なぜ両親に似ているのか、突然変異とは何か、科学者たちがどのように遺伝学の知識を使って病気を治療しているのかが分かるだろう。偉大な研究者ロザリンド・フランクリンや、遺伝学の父グレゴール・ヨハン・メンデルなど先駆者たちについても学べる! 『El cerebro humano.
桜の花がもう咲いている。桜の一族の人々が総出で小さな娘トモエを探すが、彼女はサクラの主にかどわかされ、山の一族で新たな人生を歩んでいた。師匠であるキヘイの保護下に入ったトモエの将来は、星が輝く夜のように前途洋々。ハルキが影となり、彼女に運命づけられたあらゆる不幸を自分に引き寄せ、死してなお彼女に付いていく。シオダは彼女の夫となり、山の一族を継ぐ。
学業を続けるために大陸を横断した10代の若者の感動の実話。想像してみてほしい。自分が、成長のために必要な勉強をすることを許されない国に住んでいると。また勉強すること以上の大きな望みを持てないということを。思い浮かべてみるといい。15歳の君は、まだ秘密と幻想に満ちた子供の心を抱えているが、頭では自分が冷静で賢い大人になったつもりになって、なにかを成し遂げようと家を飛び出す…しかし、最初の一歩からうまくいかず、暴力的で非人間的なものに巻き込まれていく…。
読んだ人の心からいつまでも離れない、独特で意表を突く、自由で個性的な一冊。翻訳者である語り手は最近、講演を行うため日本を訪れた際、18世紀の風変わりな思想家、キンダイチ・ヒロシの考え方と人物像を知る。
本書は筆者の持つふたつの源泉から生み出された。いずれも同様に重要なもので、ひとつは読書、熟考、同僚との議論。もうひとつは、半世紀近くにわたる多くの調査や評価から培われた経験だ。ネゴシエーションは、調査および評価の中で生じるものである。ここでこのふたつの課程を区別したのは、全ての評価が調査の結果として出てくるものあったとしても、全ての調査が評価に辿り着くというわけではないからだ。探求の形態にはそれぞれ特殊性があり、求められるものは異なる。