1960年代のキューバ。革命が勝利した国で、一見何の共通点もないふたりの若者が友達になる。ペドロ・フアンは体育会系で筋骨たくましい。ファビアンはひ弱で臆病で近眼、ピアノが弾けてホモセクシュアル、1920年代にスペインから移住してきた両親を持つ。ふたりの意外な友情は続き、幾星霜を経て彼らの人生は再び交差する。ペドロ・フアンはあらゆるタイプの女性とセックスを楽しむ快楽主義者になっていた。
フェリペはかぜをひいていて、くしゃみが止まらないけど、薬をのみたくない。だけど、友だちが教えてくれるなおし方はどれもむちゃくちゃで、ちっともなおりそうにない。だからかわいそうに、フェリペはかぜをひいたまま! この絵本に出てくるフェリペは、かぜをひいてもおばあちゃんには耳をかさず、友だちのいうことばかり聞く。経験ゆたかな人の言葉には、教えられることがたくさんあるのにね……。