1943年、カレウで農民一家が惨殺された事件は、片田舎のパリャルス・ジュッサの農家や近隣の村々に衝撃を与えた。だが何人もが殺されたそのニュースは、あまり遠くまで届かなかった。新生スペインは平和の天国だというイメージを与えたい時代、政府の検閲が新聞を沈黙させていた。70年経ってペップ・コイは、パスナーダでの子ども時代、心にきざみつけられたこの恐ろしい出来事の秘密を探り始めた。