本書は、ラドヤード・キップリング、ジョゼフ・コンラッド、グレアム・グリーンなど、東洋の魔法に魅せられた伝説的作家たちの足跡を辿った本だ。一体どんな秘密が、探検家や作家を旅に駆り立てたのか?ダビッド・ヒメネスは、10人の偉大な文学者たちの著作の舞台となった場所を巡り、その大いなる謎を解くための波乱の旅、すなわちアジアの何が彼らにインスピレーションを与えたのかを発見するための旅に出立した。
1950年1月14日、アスンは才能というよりも図々しさを武器にコプラを歌っているタブラオへ出向いた。その夜、人生を一変させる人と出会うなど知る由もない。その人物とはアテネオ図書館の司書サントスで、文化的な繋がりや大学生との交流を通して反フランコ派レジスタンスに協力していた。このふたりの間に、外見はごくありふれたものだが、実は非常に特殊な関係が生まれる。サントスはアスンに文学を通した自由と変革の可能性について教え、彼女は見せかけの婚約関係で彼の隠れ蓑になった。
これは単なるゲームではない。ペガソとデルタは共通点が多い。どちらもシャイで、友達作りが難しい。そしてテレビゲームでは、とてつもない能力を発揮する。しかし想像できなかったことがある。ツィッチで配信したインフィニテの神話で遊ぶ様子が世界中に拡散されたことだ。11歳の誕生日を祝うために、家族がサプライズ・パーティーを準備していた日、すべてが一変する。パーティーの最中に起きた恐ろしい出来事の後、デルタとペガソは超能力が備わっていることに気づく。なぜ、どうやって備わったのかは分からない。
作家兼イラストレーター。いつもクリエイティブなことに惹かれ、格式張ったことが嫌い。だから子供の頃からあらゆる種類の芸術に親しんできた。絵の具の匂いをかいで顔が汚れたり、たくさん物語を読み過ぎて文字のなかにからまったり、彫刻を触ったり。グラフィックデザインもたくさんしたし、(銀の糸を織って)宝石細工と固い絆を結んだりもしたわ。数年前、絵本の世界をのぞいたら、そのなかにはまり込んだの。それ以来、物語のとりこ。
アンドレア・シド・フレイレ。1989年秋、オウレンセ生まれ。人形使いで教師。遊び、感じ、聞き、学ぶのが好きで、この4つの動詞と子供への愛情を組み合わせて物語をつくった。この初めての絵本で児童文学の世界にデビューを果たす。
成長していく4人の子供と彼らを守る、あるいは守ろうとしている母親。小さな娘は観察し、疑問に思い、静寂を数える。ビッグニュースの後にまたニュース、腹を立てたりびっくりしたり、陰謀は道を険しくする。
「ちびっこのためのヨガゲームとポーズ」。夏休みの初日、何をして遊んだらいいのか困ってしまうモニ…。すると犬のマニが、「いいこと思いついた! ヨガをしようよ!」と叫ぶ。 遊びながら、モニと小さな動物たちは、マニのおかげでたくさんのポーズを覚えて、とても楽しい時間を過ごす。パブロ・アロンソとエステル・ブルゲーニョによる本書で、家族みんなで実践できるヨガの基礎を、ゲームや簡単なポーズを通じて楽しく学べる。
この小説の舞台となる新しい世界では、妊娠は女性の体外で起こる出来事だ。ゆえに思いがけなく妊娠したことを知ったソエはパートナーと共に深い森の奥に逃げ込む。そこには科学の進歩を避けて人々が隠れ住む小さな居留地がいくつか点在していた。このふたつの世界の対比は胸を突く。生にまつわる情熱的なこの小説で、著者は人の本質に係る要となる疑問を提起するとともに、すべての始まりである母性に対する賛歌を捧げる。
自伝的な物語。別の立場で生きられたらもっといいだろうなと感じる女性。別の役割での人生、今の自分とは違った感じだったらと。彼女は内省するうちに、自分の中にある女性的なものすべてを憎むように仕向けた社会的圧力、ジェンダーのレッテル、暴力的状況の中に、その原因を見つけることになる。