内陸部のある村で最も裕福な一家には奥様、その夫、幼いふたりの子ども、奥様の母親と使用人のアマリアがいる。彼らが暮らす邸宅では一見すべてが完璧だが、中身もそうとは限らない。奥様の名はコンスエロ。非常に貧しい家庭に生まれた美貌の若い女性。娘と自分の将来を確かなものにしようとした母親が見つけてきた相手と結婚したものの、コンスエロは妻である自分の立場に不安と恐れで一杯になっている。スペイン各地のビーチの道徳性に関する会議に出席する夫が、コンスエロと子どもたちを地中海のある町に連れていく。