Nórdica Libros
ノルディカ‧リブロス
出版社
ノルディカ‧リブロスは北欧諸国の文学を扱う出版社としてスペインの第一人者となることを目指し、2006年に設立された。文学的品質に重きを置いて選んだ古典の作家やあまり知られていない作家も出版目録に加えつ けてきた。
ジャングルは動物にあふれ、わずかな数の人間が、わくわくするような、そして時に危険な環境で生きている。そんなジャングルの様子が、オラシオ・キロガによってとてもユーモラスに語られる。若い読者たちは、ワニたちがいかにして人間の脅威から川を守るか、どうしてフラミンゴは一本足で立つのかについて楽しく読むことできるだろう。また小さなハナグマが身を粉にして子どもたちと共に暮らす話、カメが甲羅の上にひとりの男を乗せて命を救う話に興奮するだろう。これらの物語は何よりも、自然や連帯に対する賛歌なのだ。
詳しく見る

児童書・YA
ジャングルの物語
Cuentos de la selva
オラシオ‧キロガ
Horacio Quiroga
Nórdica Libros
ブエノスアイレス-ウシュアイアの飛行機に乗りこむ寸前、僕は遅延時間、溢れる観光客、飛び交う様々な言語について考える。待たされた鬱憤、研究のため大陸の果てに向かって飛ぶことへの不安について考える。そんなとき急に、どうしようもなくシモン・ラドヴィツキーのことが浮かんでしまう。彼は蒸気貨物船の船底で、他の惨めな境遇の男たちに交じって、埃と煙の中、鎖と鉄の棒を脚につけられて旅をした。暗闇の中の25日の船旅について僕は思いをはせる。汗、吹き出すアドレナリン、垢、ウシュアイアの刑務所に着くまでの悲惨な待ち時間。シモン・ラドヴィツキーは、檻の中に閉じ込められて21年間を過ごした。人は理想のためにどれだけ持ちこたえられるだろう? 彼を不屈の男にしているものは何なのか? シモン・ラドヴィツキーは、正義のために闘い、また普通の男に戻るために伝説の限界を超えた稀有で異例の存在だ。
詳しく見る

ノンフィクション・その他
囚人155号
155
アグスティン‧コモット
Agustín Comotto
Nórdica Libros
フリオ・コルタサル。痩せてひょろっと背が高く、黒髪、鼻っ柱が強く、ひげ面、太ふちめがね、永遠の若者のような顔立ち。現代文学の中で最もよく知られ愛されている作家のひとりで、ラテンアメリカ・ブームを語るうえで欠くことはできない存在。私たちはコルタサルの人生の最も重要で啓発的なエピソードを、ヘスス・マルチャマロとマルク・トリセス作のこの伝記漫画で辿り、コルタサルの世界と彼の文学の大筋を知る証人となる特権を得られる。コルタサルの読書と旅行、 子供時代、友人たち、初期の文章、ジャズ、パリ、ラ・マガとのパリの散策、そして猫好き。『石蹴り遊び』の作者コルタサルを、共感と賞賛に満ちたタッチで描いた不可欠の伝記物語。コルタサルをこんな風に見せてくれた者はこれまでいなかった。
詳しく見る

ノンフィクション・その他
コルタ5ル
Cortázar
Nórdica Libros
挿絵入り書籍。旅人で作家のガビ・マルティネスと、考古学者で博物学者そして探検家のジョルディ・サラリョンガ共著による本で、挿絵はジョアナ・サンタマンスが担当。目に見えない動物や、およそ誰も見たことのない動物を探して地上のあらゆる場所を訪れる。すでに絶滅し、もう見ることのできない動物、その生活様式や、人類が直接、あるいは生活環境を損なう形で害を与えた影響により、見ることが非常に難しくなった動物たちについて描写している。自然科学の概念や学術的なデータを、一般の読者にも理解できる言葉で記述してある。かつて在りしもの、在りえたもの、或いは存在の可能性があり発見が待たれる動物たちの説明書でありながら、文学と自然科学の側面を併せ持つ1冊。
詳しく見る

文学
目に見えない動物たち。伝説、生涯と絶滅
Animales invisibles. Mito, vida y extinción
ガビ‧マルティネス
Gabi Martínez
Nórdica Libros
幼児向けの驚くべき絵本。どこにでもある、ありきたりの森の話だ。住民たちにはタイムスケジュールなどなく、気ままな生活をしている。だが、みんなのだらしない日常をきちんとすることにこだわるクマが現れて、すべてが変わることになる。うまくいくのか? 森はどうなるのだろう? そしてクマは?
詳しく見る

児童書・YA
森の王様
El rey del bosque
マルガリータ‧デル‧マソ
Margarita del Mazo
Nórdica Libros
女の子はおばあさんから、思い出を知るための本をもらいました。彼女は、おばあさんの面倒を見ることと、美しい服を織るための糸となる色をおばあさんに見せる役割を引き受けていました。いま、その服にはどんどん穴が開いていきます。というのも、思い出が失われていくからです。だからこそ、孫娘はおばあさんの介護者になったのです……。これは悲しい物語ではなく、希望に満ちた物語です。
詳しく見る
