ジャングルは動物にあふれ、わずかな数の人間が、わくわくするような、そして時に危険な環境で生きている。そんなジャングルの様子が、オラシオ・キロガによってとてもユーモラスに語られる。若い読者たちは、ワニたちがいかにして人間の脅威から川を守るか、どうしてフラミンゴは一本足で立つのかについて楽しく読むことできるだろう。また小さなハナグマが身を粉にして子どもたちと共に暮らす話、カメが甲羅の上にひとりの男を乗せて命を救う話に興奮するだろう。これらの物語は何よりも、自然や連帯に対する賛歌なのだ。