9歳の少年、ニコラス・ロブレアルトは両親と船で旅に出かけるが、退屈でしかたがない。両親は喧嘩ばかりで楽しむどころではなかった。ニコラスはついに脅しを実行に移すことを決意する。救命用ボートを借りて、無人島へと向かうのだ。ここからの冒険が手紙で語られる。島は男の子と女の子でいっぱいで、大人は何もできず、事態はどんどん悪化する。いや、見方を変えればいい方へ向かっているのかもしれない。