Nocturna Ediciones, S.L.
ノクトゥルナ
出版社
CIF
B85609659
所在地
C/ Corazón de María, 39, 8º C. 28002. Madrid (España)
主としてスペイン国内外の小説を取り扱うスペインの文芸出版社。「Literatura Mágica(魔法の文学)」(YA)、「Noches Blancas(白い夜)」(一般向け)、「Noches Negras(黒い夜)」(ミステリー)の3つのシリーズを持つ。
「こういう言い方はすでに矛盾をはらんでいそうだが、僕は自分がいわゆる自主亡命者のように感じている。縁を切ることのできない唯一のもの、つまり自分自身と根底でつながりを断てないので、どこにも安らぎを見いだせない」。テネリフェに移住したあるペルー人が、スロットマシーン場での新しい仕事を始めたときから日記をつけ始める。日々は先の見通しがまったくないまま過ぎてゆき、彼の周りの登場人物たちもよく似た状況にいる。生徒がいない高齢の教師、ギャンブル中毒の女、痛ましい過去に主人公を縛りつける旧友、横暴なボス、一作以外は鳴かず飛ばずの作家、奇妙な目的を持つ美少女、昔の恋の長く伸びた影……。「ホルヘ・エドゥアルド・べナビデスは素晴らしい作家だ」(作家フェルナンド・イワサキ)
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文学
敗北者た の平和
La paz de los vencidos
ホルx‧エドゥアルド‧べナビデス
Jorge Eduardo Benavides
Nocturna Ediciones, S.L.
1975年11月1日から2日にかけての夜、ピエル・パオロ・パゾリーニはオスティアの海岸で無残に殺害され、ヨーロッパ全体を震撼させる。検視結果は複数犯の存在を示していたが、ひとりの若者が犯人として有罪となる。犯罪学者の女性と男性教員が真相の究明に乗り出す。ふたりが目をつけたのは、マフィアと石油王エンリコ・マッテイの不可解な死について書いたパゾリーニの未完の小説『石油』だ。著者はパゾリーニが『命ある若者』で描いたような少年たちとローマの街を巡り、パゾリーニの生涯と、その悪魔たちー文学作品、映画作品、フェリーニやサルトル、モラヴィア、エルサ・モランテなど、時のアーティストや知識人との交流、揺るぎない政治思想ーについて、スリリングな小説を仕立てあげた。
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文学
パゾリーニもしくは蛍の夜
Pasolini o la noche de las luciérnagas
ホセ‧マリア‧ガルシア=ロペス
José María García López
Nocturna Ediciones, S.L.
フェイスは12歳。第1世界、アジアに住んでいる。目的は、人が訪ねてきたとき、母や近所の女たちがひどく落ち着かなくなる理由を調べること。フェイスは14歳。第3世界、ヨーロッパで貧しい暮らしをしている。目的は剣闘士の学校でなんとかやっていくこと。彼女は許しがたい犯罪により、その学校に売られてきた。フェイスは16歳。生き延びている……、今のところ。現在の目的はただひとつ、復讐することだ。
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文学
赤い砂
Arena roja
ヘマ‧ボンニン
Gema Bonnín
Nocturna Ediciones, S.L.
イディルの塔の交霊術師たちは、物語に出てくる交霊術師とは違っている。彼らは生娘を生贄にしたり死をもてあそんだりはせず、本とまじないに埋もれて勉強するのみだ。ずっとそこで暮らしてきたクラレンスはその穏やかさが気にいっている。だが、外の世界を知るアサンは飽き飽きし始めていた。ちょうどその時、人の命を奪う猛毒がマラビリアで売られるようになり、平和の日々が終わりを告げる。誰かが至急解毒剤を見つけなければならない。その代償が自分自身の命であったとしても。
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文学
魔法の, り人形
Títeres de la magia
イリア‧G‧パレンテ、セレーネ‧M‧パスクアル
Iria G. Parente y Selene M. Pascual
Nocturna Ediciones, S.L.
「エルズミーアホテルはハイドパークの南、ロンドンの高級住宅街、ピーターパンの作者の住まいのあったサウスケンジントンにある」奨学金のおかげで大学に入学できることになったリリーは、このホテルに泊まることになり、その豪華さに呆然とする。しかしメレディスにとっては、そのホテルはごく当たり前の場所で、アバにとってもそれは同じだった。アバの一番の関心事は、しつこいコナーにどんなに迫られようと、自分の秘密が明かさないこと。コナーは韓国人の青年で、いつも(母親のせいでいつもみなの話題にのぼる)レックスやマーサにくっついて歩いている。マーサは髪が青く、パーティでトムと会った時に派手に立ち回った子だ。そう、トム・ロイ! トムはフィンの友だちの、テレビゲームが大好きな赤毛の子で、オリバーを目の敵にしている。このオリバーと、リリーは一切関係しない方がいいだろう。秋の始まりとともに、これらの登場人物たちがサウスケンジントンで集う。そこは、頂上が高いだけに、落ちた時の危険が高い場所だ。
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文学
ロンドンの秋
Otoño en Londres
アンドレア‧イスキエルド
Andrea Izquierdo
Nocturna Ediciones, S.L.
学校でいったい何が起きたのか、誰もわからない。銃声のような音が響く間、生徒も教師も建物中を走り、何とかして外に出ようとする。でも、こんなことありえないよね? 武装した彼らが入っていくのを、通りにいたひとりの女の子が見たという。別の生徒は決して忘れられない光景を目の当たりにして、図書館で震えが止まらない。そしてジョンは…ジョンはどこに? どうしてみんなは必死で逃げようとしているのに、彼は銃声の方向に向かって廊下を歩いてるのか? たぶん、彼は話したいのだろう。だって、これはジョンの物語だから。そしてジョンの物語は、コロンバインの物語なのだ。それは言い過ぎだろうか。
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