Galaxia Gutenberg
ガラDシア‧グーテンベルD
出版社
CIF
B65521957
所在地
Avinguda Diagonal 361, 2º 1ª. 08037. Barcelona (España)
ガラDシア‧グーテンベルDは、文学と人文科学における代表的なタイトルの'か、注目の現代作品や新人作家の選りす りのカタログを扱う独立系出版社である。数々の賞を受賞し、スペイン市場で最も堅実な文化的出版社の"とつである。
大自然、独自のルールに従う女性たちだけが住む1軒の家、見知らぬ女。そこへ最近やってきたのは、車がガス欠になり、扉の閉ざされた家しかないでこぼこ道に迷いこんだコロ・マエだ。都会育ちの彼女は、何もかもに見放された状況で何もわからないまま、俗世から離れて独自のルールのもとで数名の女性たちが暮らす家、ベタニアにたどりつく。その家の地下で寝泊まりしているグロリアに、泊まっていくよう強引に誘われ、ほかの女性たちにもそれとなく勧められたのと、くたびれ果ててどうすることもできなかったことが手伝って、コロ・マエは、女性たちが支配する、その野蛮な場所から出ることができなくなる。女性たちが彼女をひきとめているのか。それとも、無能感に彼女が屈したのか。惨事の領域へ、原初的驚きを伴う警戒と詩的恐怖の状況へと読者をひきずりこむ感覚的小説。
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文学
野獣と鳥類の
De bestias y aves
ピラール‧アドン
Pilar Adón
Galaxia Gutenberg
読んだ人の心からいつまでも離れない、独特で意表を突く、自由で個性的な一冊。翻訳者である語り手は最近、講演を行うため日本を訪れた際、18世紀の風変わりな思想家、キンダイチ・ヒロシの考え方と人物像を知る。今日でもほとんど無名のキンダイチは型破りの異端な神道信者で、当時の社会を敵に回しながらも、自然との対話や、自然そのものが放つ精神的な驚きをいち早く説いた。語り手は、キンダイチの異端な世界を研究している専門家の助けを得ながら日本で心の旅を始め、キンダイチの人生と思想を見つけ出す。旅と時間移動、キンダイチの人生の浮き沈み、日本とオランダとの関係、さらにはディドロのいるヨーロッパにやって来たキンダイチの一風変わった暮らしぶりも描いたハイブリッド小説。
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文学
沈む光
La luz que cae
アドルフA‧ガルシア=オルテガ
Adolfo García Ortega
Galaxia Gutenberg
ジェイムズ・ジョイスの大長編小説『ユリシーズ』に豊富なイラストを付した世界初の本。生前、同作品に命を救われたと語っていた著名アーティスト、エドゥアルド・アロヨによる134点のカラーおよび200点近いモノクロのイラストが掲載されている。イサベル・アスカラテ夫人が「彼はとにかくあの小説に夢中だった」と回想するほど、アロヨにとって『ユリシーズ』は完璧な作品だった。彼は生前、この大作に自分の絵を付して出版することを夢見ていた。そういう意味で、絵と文章を見事に調和させたこの作品が世に出ることは運命だったと言っても過言ではないだろう。ジョイスによる同作品の初版がパリで刊行されてから100年。それを記念して、本作『Ulises(ユリシーズ)』は現在、スペイン語(ガラクシア・グーテンベルグ)と英語(アザープレス)で出版されているが、世界中で出版される価値のある、洗練され時代をも超えた記憶に残る作品である。
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文学
ユリシーズ -エドゥアルド‧アロヨによるイラスト版
Ulises
Galaxia Gutenberg
サルダーニャで療養中のガウディが重篤な病の床でしたためた21通の書簡。その中に示されたこの偉大な建築家の胸のうちを元にフィクションを交えて綴った本作は、ガウディ本人が家族、仕事、友人への想い、そして情愛、野心、失望について一人称で語る興味深い作品である。作者のシャビエル・グエイは、ガウディのほぼ全てのプロジェクトに資金提供を行ったエウゼビ・グエイの末裔であり、本書は、ガウディとその世界的に有名な建築物について、われわれが抱き続けてきた多くの疑問に答えてくれる格好の読み物でもある。読者は本書を通じ、これまで知られていなかった、激動の時代を駆け抜けたこの天才の生き様と創作の過程を深く理解することとなるだろう。
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