Edicions 62, S.A.
62
出版社
Edicions 62 was founded in 1962 and produces works in almost all genres and publishing formats and in addition offers several prizes including Sant Joan Prize for narrative prose in Catalan, the Gabriel Ferrater Prize for Poetry and the Ciutat de Gandia, Joanot Martorell and Ausiàs March prizes for Literature.
カルラス・スルダビラの、最も有名な小説。主人公(独立心旺盛で、自分をしっかり持った娘)の性格や、主に内的独白で表現された現代性により、その時代の新しいカタルーニャ文学を代表する作品となった。1929年刊行時の作品の魅力は、今日の読者にも保たれ、カルラス・スルダビラの最も重要な散文作品とみなされている。
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文学
ファニー
Fanny
カルレス‧ソルデビラ
Carles Soldevila
Edicions 62, S.A.
ニコラウ・コマグラン・セルクは詩人ニック・セルクとして名を馳せている若者。文学の道を志すが挫折し、マジョルカに戻り、叔父を手伝ってインディラ・ホテルで働き始める。祖父の時代から一族が所有する少々さびれたホテルである。こうして一転、踏み込んだ新たな世界にあったのは、昔の亡霊たちと、恋と成功のライバルになる人物の家族の幻惑だった。本書はニックとナタリアの狂わんばかりの恋と発見の物語だ。2人の関係は、過去や秘密や不満、運命や嘘に彩られている。自分自身を受け入れることの難しさ、汚職や喪失の痛み、慰めの必要性、限界があることによって生じる悲劇についての小説である。
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文学
インディラホテル
Hotel Indira
Edicions 62, S.A.
家族関係の危機と主人公のアイデンティティの問題をめぐる小説。主人公の17歳の少女は、自分の中で作り上げた理想の世界が崩れ行く様を目の当たりにし、バルセロナの裕福な家庭の只中で、シェークスピアのハムレットからエレクトラに至る文学的モティーフを展開していく。一歩引いたところから、彼女は自分の家庭生活の凡庸さや欺瞞を暴き、実の父エウセビオ・バイセレスのような登場人物を動かす隠れた打算を白日の下に晒していく。この父親が主人公の復讐の標的となる。
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文学
バレンティーナ
Valentina
カルレス‧ソルデビラ
Carles Soldevila
Edicions 62, S.A.
Laura en la ciudad de los santos (聖人の街のラウラ)は、誰もが認める20世紀カタルーニャ文学の古典のひとつ。地方都市コマルキナルの裕福な家の跡取り息子との結婚によって自己実現をしようとする、世間ずれしていない魅力的な女性の物語。しかし、彼女はすぐに、欲得ずくの上品ぶった保守的社会の裏に隠れた偽善に気づく。ラウラはボヴァリー夫人と共通点が多いが、最終的に反抗するところが違っている。
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文学
聖人の街のラウラ
Laura a la ciutat dels sants
ミケル‧リョル=フォルカダ
Miquel Llor Forcada
Edicions 62, S.A.
ラテン文学研究者のアレックスは、学会に出席するためにニューヨークに飛ぶ。そこで有能でクリエイティブな写真家のジョナスと知り合い、自分が同性愛者であることに気づく。アレックスは教養があり神経症的で、ペダンティックで感受性が極めて強い。ジョナスは美形で、会う者みなが心を動かされる。ふたりの間に愛が芽生え、カップルとして生きることを決める。しかしほどなく、悲劇が彼らを襲う。母親の死でアレックスはバルセロナに戻ることになり、彼を理解しない冷淡な家族や社会に立ち向かうことになる。抑えた静かな筆致、対話と内省に満ちた文章で、イサベル=クララ・シモーは、自我の現代的危機、無邪気さの喪失、同性愛への気づきについて、リアリスティックで細やかな心理小説を書きあげた。
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