Agencia Literaria Albardonedo
アルバルドネド著作権事務所
エージェント
新人から定評のある作家まで、スペイン人作家の代理業務を行う。我々はスペインの新しい文学の価値とその国際性に信を置き、スペイン文学にはまだまだ未発見の部分がたくさんあると考えている。
名誉、復讐、そして運命。時代の波にもまれた侍の物語。時は1600年、大海が国々を鍛え男たちを静めていた時代、フィリピンを目指して航海中のテルシオ軍の少尉ダマスコ・エルナンデスは出世して女官コンスタンサと結婚することを夢見ていた。同じ頃日本は群雄割拠の世。後に伝説となる長期に渡る包囲戦が行われていた伏見城では、4万の兵を率いる敵軍に対して、ほんの一握りの強者が城を守っていた。名誉の最期を遂げるには最早切腹しか無いと思われたその時、大将がその中のひとりに切腹を諦めさせ、ある任務を命じる。それは浪人に身を落とし、裏切り者を探し出すことだった。多大な権力をもつ藩主たちに翻弄される。明日をもしれぬ運命の我が身。やがて復讐の心を決めた浪人は、ついには驚くべき大航海の末スペインに上陸する。
詳しく見る

文学
浪人
Ronin
フランシスコ‧ナルラ
Francisco Narla
Agencia Literaria Albardonedo
「飛ぶのが怖いですか? 怖いでしょう」飛行、電子音声現象、古いケルト神話……この見事な小説にはすべてが盛り込まれている。民間航空会社のあるパイロットが通りすぎたあとには死と流血が起こる。あるアマチュア超心理学者が人気のないチャペルで記録した、不気味な電子音声現象が、暴いてはいけない謎を解明する最初の手がかりとなる。破壊的な邪悪な力がとき放たれ、30年以上の時を隔てたふたつのストーリーがぶつかり合う。
詳しく見る

文学
ブラックボックス
Caja negra
フランシスコ‧ナルラ
Francisco Narla
Agencia Literaria Albardonedo
よい妖精がついに死に絶える世界を描いた、アクションと冒険に溢れるファンタジー小説。鏡の王都とは、テラリンデ王国の首都であり中心地。この国の妖精たちは、人間が存在するとは思っていない。この古都は「眠れる女王戦争」の間、決定的な役割を果たした。数年前のその血みどろの戦争によって、王国には危うい平和と数々の恨み、不安定な王座が残された。そんな王国で、ニカシアとドゥハルは長年権力を巡っていがみあっている。だが、ドゥハルの家庭教師で、ニカシアの軍隊仲間の女性が殺害されたとき、ふたりは犯人を見つけるため手を組まざるをえなくなる。謎の貴婦人レコレトゥネレスの長い影と、固く守られてきたニカシアの秘密につきまとわれながら、ふたりは共に捜査に乗り出す。
詳しく見る

文学
鏡の王都
La corte de los espejos
コンセプシオン‧ペレア
Concepción Perea
Agencia Literaria Albardonedo
スリラー。恐怖小説。1年間つきあってきた優雅な英国紳士エドワード・ベネットが、自分の母に引き合わせるため米国から英国まで旅をしようと持ち掛けたとき、これが人生最悪の旅になろうとはアマンダ・クレスリーは思ってもみなかった。英国の田園地帯にある美しいチェルストン・ハウスは、エドワードの母メレディスが暮らすのどかな邸宅だった。しかし、最初は素晴らしい滞在になると思えたのだが、チェルストンの実態は見た目と全く違っていた。じきにアマンダは、秘密と嘘に満ちた世界、自分たちの奇妙な暮らし方を守るためならどんなことも厭わない、狂気すれすれの精神錯乱者の世界に入り込んでしまったのに気づく。
詳しく見る

文学
チェルストン‧ハウス
Chelston House
ラウラ‧フ>ルコ
Laura Falcó Lara
Agencia Literaria Albardonedo
Última llamada(最後の通話)の大ヒットに続き、ラウラ・ファルコがミステリー小説『氷の夜明け』で私たちを驚かす。サンドラはエドゥアルドとフェイスブックで知り合った。偶然にも彼は、ノルウェーに住む、彼女の仕事上の同僚の息子だった。エドゥアルドに会いにノルウェーに旅行しようと決めたとき、まさかそれがあのような悪夢と化すとはサンドラは夢にも思っていなかった。彼女がオースレンに降りたった2日後、エドゥアルドがベッドで死体となって発見される。明らかに他殺だった。手足を縛られ、根本から切りとられた性器を口にくわえていたのだ。一方、サンドラも姿を消す。捜査を担当した警官のエリカ・ビンテルとラース・オベセンにとって、議論の余地のない事実がふたつあった。ひとつは、だれかわからないが、エドゥアルドを殺した人物はコロンビアのマフィアのテクニックを使ったということ。もうひとつは、サンドラの失踪は殺人とは何の関係もないようだということだった。
詳しく見る

文学
氷の夜明け
Amanecer de hielo
ラウラ‧フ>ルコ
Laura Falcó Lara
Agencia Literaria Albardonedo
1866年のロンドン、ホセ・ロドリゲス=ロサダは何度となく、自分の過去から逃げるはめになる。子どもの時に親元を離れたあと、彼は政治的理由によりフェルナンド7世の絶対王政のスペインからイギリスに亡命する。そして、故郷よりずっと進歩したロンドンという大都会で、未来への希望がうっすらと見えかけてきたとき、時計職人としての不断の情熱とすぐれた腕前をかわれ、世界じゅうが知る時計、ビッグベンの修理という仕事を大急ぎですることになる。しかし、だれも自分の過去から逃れることはできない。ロンドンの霧のなか、ある人影が彼の命をねらっている。革新的構造の時計をつくりあげるという自分の夢のためにだけ生き、仕事にうちこむホセ。彼は身に迫る危険から逃れることができるのか? 歴史はできたと告げている。というのも、彼の夢はやがてプエルタ・デル・ソル(訳注:マドリードの中心街の地名)の時計として知られるところとなるからだ。
詳しく見る
