マヨルカの同じ地区で一緒に育った3人の友人が、ジャーナリズム、スポーツ、軍隊と、個人的にも仕事の上でも非常に異なった道に進む。長い年月がたち、ジャーナリストになった男がスポーツ選手になった友だちのバスケットボール・クラブについての本を書こうと決めて、彼らの道が再び交差する。ベルリンの壁の崩壊とともに死ぬ古い20世紀、そしてアフガニスタン戦争とともに生まれた新しい21世紀。世紀の変化を刻んだ紛争をバックに人間関係が絡み合う。