Sandra Bruna Agencia Literaria
サンドラ‧ブルーナ著作権事務所
エージェント
文芸と視聴覚ソフトの制作、その販促活動と国内外の流通経路の開拓を行う会社。
当局がカレンダーから1日を削除すると決定した。選ばれたのは10月6日、エドゥの生まれた日だ。突然誕生日がなくなったエドゥは、いつまでも10歳のまま。もちろん、そんなのおもしろくない。こういうことが起こるのは初めてじゃない(どうして2月は28日しかないんだ?)といっても、なんのなぐさめにもならない。そこで、エドゥは誕生日を取り戻すために闘おうと決心し、「禁じられた物の店」にかけつけた。途方もないことに挑戦するには、途方もない解決策が必要だ。そこでエドゥは「時間吸引機」を手に入れた。時間を1分ずつ盗んでいき、やがて丸1日を取り戻してくれる機械だ。簡単そうに思えたから、あとさき考えず、エドゥは時間狩りを始めたのだが……。
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児童書・YA
時間泥棒
El ladrón de minutos
ダビ‧ロサノ=ガルバラ
David Lozano Garbala
Sandra Bruna Agencia Literaria
1926年のバルセロナ。有名な高級服メーカー「サンタ・エウラリア」は、初の自社コレクションを、大きなファッションショーで発表し売り出そうとしている。スペインで開催される初めての大規模ファッションショーのひとつだった。イベントは大成功する。変化は始まっていた。19世紀半ばに作られた昔ながらの生地問屋がすっかり、オートクチュールの世界に入ろうとしている。内部では、様々な登場人物(オーナー、デザイナー、店員等)の生きざまが交錯し、時代の進歩のリズムに合わせてうごめく。1929年の万国博覧会に象徴される将来の展望が開けていた時代。内戦と内戦直後に代表されるやっかいで不幸な時代。必死で困難に立ち向かい、どんなことがあってもいつも前に進み続けようとする「サンタ・エウラリア」を構成する人々の人生が描かれる。
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文学
オーダーメードの夢
Sueños a medida
ヌリア‧プラダス
Núria Pradas
Sandra Bruna Agencia Literaria
真冬で海岸沿いの村で開いている唯一の店カフェターナーで偶然会った孤独な魂をかかえる4人が、こんな質問をしあう。あなたの家が炎に包まれている、そして、あなたにとって生きがいとなるもの、ひとつしか救い出す時間しかないとしたら? ゲームで始まったこの会話は、彼らの運命を交錯させながら、全く予期しなかった結果を生み、最終的に4人は自分の人生に新たな意味を見出すことになる。トンネルの果てに光を見つけるための、友情と愛の見えない絆についての啓蒙的物語。
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文学
一筋の希望の光
Un rayo de esperanza
フランセスク‧ミラレス
Francesc Miralles
Sandra Bruna Agencia Literaria
ギリェはいつも笑顔を絶やさない、一見幸せそうな男の子。しかし少し爪でひっかけば、その下に謎が隠れているのがわかる。笑顔を絶やさない内気なギリェは、想像力豊かな本好きの少年。友だちは女の子がひとりだけ。ここまでは平穏な話だ。だが、物静かな仮面の下にはトランプの城のように壊れやすい、謎に満ちた世界が隠されている。経済的に追い詰められた父親、不在の母親、好奇心をそそられた教師、背景にあるパズルを組み立てようとする心理学者。感情、優しさ、空虚さ、発せられなかった言葉、恐ろしい謎が息づく群像小説。
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文学
息子
Un hijo
アレハンドロ‧パロマス
Alejandro Palomas
Sandra Bruna Agencia Literaria
ポルベニル村に冬が来て、悪いニュースを運んできた。手紙が少ないため郵便局を閉鎖し、職員を異動させることになったというのだ。山の中でさえソーシャルメディアやeメールやWhatsApp(注:LINE と同種の通信アプリ)が勝ったようだ。村で唯一の郵便配達人であるサラはこの村で生まれた。3人の幼い子どもたちとここで暮らし、近所に住む、80歳になる老女ロサと多くの時間を共に過ごしている。ロサは、サラや子どもたちが辛い目にあわないため、一番大切な人たちの生活がくつがえされないためなら、なんでもする覚悟だ。だが、一介の老女に何をできるというのか? それは1通の手紙を書くというごくささやかなことだった。70年前から心にしまってあった手紙を……。
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文学
私た が首を っ ! 冬
El invierno que tomamos cartas en el asunto
アンへレス‧ドニャテ
Ángeles Doñate
Sandra Bruna Agencia Literaria
1771年のバルセロナ。17歳のコンスタンサは、アメリカ大陸の副王に仕えていた外交官の父の死後リマを後にし、長旅を経てバルセロナの祖父母のもとに身を寄せる。リマの風景や味やテクスチャーを記憶に刻み、唯一の遺品である料理帖を手に旅してきたのだった。料理帖はペルーの副王の料理人である、彼女の最初の師匠アントワーヌ・シャンペルの直伝だった。バルセロナに落ち着いたコンスタンサは偉大な料理人になることを夢見るが、女性である故に門は閉ざされている。しかし、勇気と情熱で激動のバルセロナで道を切り開いていく。まわりには、革命を叫ぶ集団や、洗練された優美なサロンに出入りする人々など、魅力的な人々がうごめいており、当時の美食界の第一人者とみなされていたマルダ男爵もそのひとりだった。
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