Obscura Editorial
オブスクーラ‧エディトリアル
出版社
ホラー、フ4ンタジー、SFを中心とする独立系出版社。
恐怖と不安と不信感を感じさせる不確かなもの。未知の、よくわからない、謎めいたもの。弊社の看板となったアンソロジー『Obscura, Diez relatos(オブスクラ 10の物語)』(本サイト2021年紹介作品。新たに私たちを、不確かなもの、隠されたもの、未知なるもの、すばらしいもの、震撼させるもの、神秘なるものへと導く。ホラーやファンタジーやSFの分野の中堅どころから、頭角を現しつつある若手まで、10名の作家の不安をかきたてる10編を収録。10編はそれぞれ全くばらばらだが、そのねらいはひとつ、暗黒の無限の顔を読者に知らしめることだ。
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文学
オブスクラ2。10の短編
Obscura 2. Diez relatos
Obscura Editorial
吸血鬼たちは、ミスティヴィルの聖域において長きにわたり守られ繁栄してきた。しかし、ある時、彼らの存在を抹殺しようと始まった卑劣な戦争が次第に激しさを増していき、すべてが変わっていく。戦いは必然的に人間にも波及し、20代のアストン・パーカーの退屈な日常は、謎めいた吸血鬼の黒魔術師エスリンと道ですれちがった夜を境に一変する。エスリンを取り巻く謎と魅力に幻惑されたアストンは知らぬ間に、かつてない岐路に立たされているミスティヴィルの吸血鬼たちを巡る紛争の重要人物のひとりとなっていくのだった。
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文学
沈黙の影
Sombras silenciosas
Obscura Editorial
病床の祖父が難しい状況にあることを知ったロレナは、面倒を見るためにマドリードへ向かう。家族で一番年下のダニが行方不明になったことへの罪悪感を持つふたりの心の叫び声が行きかう中、退屈な日々が流れる。明晰夢を介して弟を再生させることに執着するロレナ。それがダニの命を維持する唯一の方法だと信じ込んでいる彼女は、夢の世界で彼と再会するためならどんなことでもするだろう。一方祖父は、家族崩壊を招いていたかもしれないほどの過去の重荷を背負っていた。その過去を乗り越えるために悪魔に対峙しようとするが、その悪魔はマドリードで多発している若い女性の失踪事件の裏にいる殺人犯だった。ビクトル・セリェスはこの超自然的なテイストの暗黒小説を以って、再びジャンルの壁を軽々と越え、消し去った。良心の呵責、復讐、贖罪の願いがふたつの全く異なる次元で進む小説。
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文学
硬膜
Duramadre
ビクトル‧セリェス
Víctor Sellés
Obscura Editorial
不可解な事故で息子を失ったカップル。人食い儀式に巻き込まれてしまったふたりの旅人。バイクの暴走族。UFOを探す者たち。ビートニクの狼男たち。血に取り付かれメシア思想にのめり込んでいるひとりの若い女性。世間を恐怖に陥れる連続殺人者…。これらすべての物語が目のくらむような速さで交差し、恐ろしさと不条理さと強烈なインパクトを等しく兼ね備えたストーリーへと集約されていく。モニカ・ブストスはB級作品の流儀を用いて、激しさのある、生々しいストーリーとパロディー的な場面を詰め込んだ物語を作り出した。物語から漂うユーモアは辛辣ながら、勇敢かつ魅力的な雰囲気も感じられる。異色であるにとどまらない群像小説であり、パルプ・フィクションの伝統に敬意を表したキラリと光る小粒の傑作。断片的に描かれたそれぞれの物語は、ひとつに繋がったときすべての意味が明らかになる。
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ノンフィクション・その他
B級小説
Novela B
Obscura Editorial
オブスクラ(OBSCURA)とは、「不確かな」、「恐れや不安、疑念を抱かせるような」、「無名の」、「世に知られない」、「怪しげな」という意味である。各作家が作品を通して恐怖に対する自身の見方を忠実に映し出した選集。 一見怖くなさそうだが最後は予期せぬ怖い展開になる作品、出だしから恐怖を感じる作品、さらには、思いもよらない場所(その多くは人間の心の内)にも恐ろしさがあることを教えてくれる作品もある。ホラー文学界で台頭著しい作家たちによる選集であり、多彩なアプローチによる作品の数々が集結。この中から自分にあったものを見つけるのは難しいことではないだろう。
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