EDHASA - Editora y Distribuidora Hispano Americana
イスパノ‧アメリカーナ出版販売会社(エダサ)
出版社
1946年創業、独立系出版社のエダサは、既刊本にはノーベル賞受賞者の作品も並ぶ。当社の歴史小説全集はイスパノアメリカの歴史小説界を牽引してきた。2008年以降、フランシスコ‧ナルラやエミリオ‧ララ、I‧ビギといったスペイン人作家の作品も出版している。
不公平、魔法、戦争と愛……遥か昔、とある架空の王国では、邪悪な王ロムバル・ナトケが国中を恐怖に陥れていた。王の野望は果てしなく、すべてが王の支配下にあった。魔法は禁じられ、人々は恐れおののいて生きていた。そこで、 ニクライ・エスタネブラヘという若き靴職人が先頭に立って反乱を起こす。その戦いで貴重な助けとなったのが、人々に希望を取り戻させる力を持つ見習い魔術師のオイブ、ロムバル・ナトケ王から追放された貴族ゲンコとアベロン、勇ましい女戦士アラナなど、不公平な暴君に対抗して立ち上がった者たちだった。
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文学
エスタネブラヘ
Estanebrage
ロドリゴ‧パラシオス
Rodrigo Palacios
EDHASA - Editora y Distribuidora Hispano Americana
サラマンカのトルメス川のほとりでラサロは生まれた。ひどく貧乏で、小さなうちから自分で食いぶちをかせがなければならなかった。幸せな世界に生きているとは言いがたかったが、利口で機転のきくラサロは、なんとかして逆境を乗り越えていく……。こうして本書は、貧しさゆえに様々な主人の元を転々とし、飢え死にしないため知性を磨いていったひとりの少年の歩みを自叙伝の形で綴る。父はなく、まだほんの子どものラサロを母はひとりの盲人にひきわたす。盲人につきそい、手をひいて生計を立てるためだ。作者不詳のスペイン文学の古典をホセ・マリア・ゴンサレス-セルナが子ども向けに再話。カルロス・デ・ミゲルがこの版のために特別に描いた、印象的で楽しいイラストつき。
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文学
ラサリーリョ‧デ‧トルメス
El Lazarillo de Tormes
ホセ‧マリア‧ゴンサレス=セルナ
José María González-Serna
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遺産が無いことに絶望した若き貴族フランシスコ・デサンドバルは、出世する方法を見つける。恋人のフアナを棄て、カタリナ・デラセルダと政略結婚するのだ。お陰でフランシスコはすばやく社会的地位を昇りつめ、国王フェリペ3世の右腕と目される寵臣となる。しかしこの昇進ぶりは論議を呼び、多くの政敵ができる。王妃オーストリアのマルガリータとも対立し、昔の恋人フアナも彼の失脚を狙う。レルマ公爵として世に名を馳せたフランシスコ・デサンドバルは、ハプスブルク王朝時代のスペインで最も有名な人物のひとりである。彼は、冒険者のような大胆さと軽蔑とでスペイン帝国を治めたが、宮廷の陰謀でマドリード市街には憎悪や死がばらまかれた。
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文学
泥の玉座
El trono de barro
テオ‧パラシオ
Teo Palacios
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遺体は発見されなかったが、CW0764便の乗客は、アマゾンで起きた飛行機事故で全員死亡したとされた。半年後、事故の犠牲者である少女メラニーの声で「助けて」というメッセージが、父ハビエルが働くラジオ番組に飛びこんでくる。同じ時間、民間航空会社のパイロット、エリックは、恋人ナタリーの命を奪った飛行機についての機密情報を知る。真実を知ろうと、必死の思いで急遽ペルーに向かったふたりの運命が、そこで交錯する。カウントダウンが開始される。隠された何かがある。誰も決して暴露したがらない何かが。父と子のきずなは死を超えて続きうるのか? ジャングルは何を隠しているのか? そして何より、事故の裏にいくつの嘘が隠されているのか?
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文学
最後の通話 CW0764便
Última llamada. Vuelo CW0764
ラウラ‧フ>ルコ
Laura Falcó Lara
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1938年。ヒットラーにより世界平和は脅威にさらされていた。ナチスはどの国に対しても不滅の体制を誇っていた。だが、実際にはそうではなかったのは、ある意味、ガルボという偽名で知られるフアン・プジョルがいたからだ。ガルボは自信に満ち、更にはごまかし、大胆さ、尽きない想像力、人間的魅力などありあまるほどの長所があった。1940年、彼はそれまでで最も重大な決断を下す。ナチスを倒すまで闘うこと、しかもそれをドイツ軍の内側からしようというのだ。しかし彼はひとりではなかった。良家の生まれで美しくて強い娘アラセリ・ゴンサレスが妻となり、支えとなった。常軌を逸した、まったく非論理的な試みに思えた。しかしそうではなかった。アラセリのお陰で、後にガルボはヒットラーを欺いたスパイとして知られることになった。上質の文章とすばらしいユーモア感覚を備えた作者が、このふたりのスペイン人の物語を綴る。
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文学
蝶のくしゃみ ガルボ夫妻対ヒットラー
El estornudo de la mariposa. Los Garbo contra Hitler
ホセ‧デ‧コラ
José de Cora
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地下35メートルの深さに、マドリードで最も厳重に隠されてきた秘密がある。90トンのゴールドとその他計り知れない価値がある財宝。それは、特別なセキュリティー(装甲板の扉、堀、破ることのできないセキュリティ・システム…)で守られている。そこに入ろうと試みたものは誰もいない。いくつもの前代未聞の信じがたい盗みの容疑者で、イタリアで引退中の「ラ・ガタ(雌猫)」でさえも、それをしようなどとは考えなかった。しかし、状況が変わった。ラ・ガタの昔の仲間のひとりが暗殺され、残りの泥棒仲間が危険にさらされるかもしれないのだ。すべてが、やり残した仕事と裏切りに関係しているようだ。ラ・ガタはチーム全員を召集し、過去の影と対峙せざるを得なくなる。しかし、そのためにはある老人が必要だ。誰とも組まず、70年間復讐を企んでいる男…ふたつの物語が同時並行で進んでいき、現代で同じ結末を迎える。
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