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Donegal Magnalia S.L. (Antonia Kerrigan Agencia Literaria)

Donegal Magnalia S.L. (Antonia Kerrigan Agencia Literaria)

アントニア‧ケリガン著作権事務所(ドネガル‧マグナリア)

エージェント

CIF

B72529399

所在地

Travesera de Gracia, 22 1º 2ª. 08021. Barcelona (España)

80年代の終わりに、アントニア‧ケリガンがバルセロナに設立した著作権事務所。スペイン語で書く作家たちの世界向け代理業務を行う。現在はフィクション、ノンフィクションの作家150名の代理人を務めている。

セシリアはシルビオを訪ねる唯一の人間だ。シルビオは彼女の親友のおじいちゃん。シルビオはこれまで誰にも話そうとしなかった、ある伝説的人生についてじっと胸に秘めている。シルビオは写真が入った箱を見せながら、セシリアにザッカリー・ウェストとの魅惑的なストーリーを話し始める。ウェストは風変りな米国人で、彼がリバノバにやって来たことが周囲の人たちの運命を変えてしまった。ウェストによって、ドイツでナチス台頭が引き起こした恐怖を知り、そして理想のために自分の命を犠牲にするという価値観を学ぶ。セシリアは、母親を亡くし、恋人と別れた後、人間として深刻な危機に陥っていたが、シルビオは彼女にとって、人生を立て直すための友人、同志になるだろう。

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Marta Rivera de la Cruz著『En tiempos de prodigios』の表紙
文学

奇跡の時代に

En tiempo de prodigios

マルタ‧リベラ=デラクルス

Marta Rivera de la Cruz
Donegal Magnalia S.L. (Antonia Kerrigan Agencia Literaria)

縫い子だったシラ・キロガはスペイン市民戦争を逃れて恋人ラミロと一緒にモロッコへ逃げる。浮草のような生活の中でラミロは金を使い果たし、シラを捨てる。この時点からシラの人生は紆余曲折をたどる。警察に目をつけられないようテトゥアンで再び縫い子となり、顧客の有力者の夫人方をうまくいなしつつ英国政府のスパイとして二重生活を送る。そんなある日、別人になりすましてマドリードへ戻り、顧客のドイツ人たちの情報収集をせよとの命令を受ける。そして果敢に任務に挑んだ末、リスボンまで至ったシラは、きわめて重大な最後の発見をする。

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María Dueñas著『El tiempo entre costuras』の表紙
文学

縫い目のあいだの時間

El tiempo entre costuras

マリア‧ドゥエニャス

María Dueñas
Donegal Magnalia S.L. (Antonia Kerrigan Agencia Literaria)

アントニア26歳。もの皆変わっていく80年代マドリードで、4歳の男の子とふたりきりだった。若く未熟で子どもを抱えながら生きていた女性の、内面の軌跡の物語。大都会で、確としているよりも渾沌とした時代の中で、喪失と孤独を経験するにはあまりに早すぎた人間が、自分自身の場を確立しようとする。

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Elvira Lindo著『Lo que me queda por vivir』の表紙
文学

生きるために私に残っているもの

Lo que me queda por vivir

エルビラ‧リンド

Elvira Lindo
Donegal Magnalia S.L. (Antonia Kerrigan Agencia Literaria)

マサトラン(メキシコ)の海辺。イサベルがハンモックで目をさますと、髪がくしゃくしゃの野生の少女が彼女を見つめている。イサベルの愛情と辛抱強い教育のおかげで、その少女カレン・ニエトは話すことや読み書きを覚え、大学では単位をだいぶ落としながらも動物学を専攻し、世界有数のマグロ漁の会社社長となる。が、相当の変わりものである。知的な面はかんばしくないが、そのほかでは天賦の才を発揮し、海洋生物の保護に乗りだす。海にあってはマグロと一緒に潜り、陸にあっては人々に笑いと戸惑いを振りまく。彼女の奇妙な美徳は、事実を隠そうとして比喩や婉曲表現を用いないこと。正真正銘の驚くべき人物。カレンは読者の心にいつまでも残るよう運命づけられた主人公だ。

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Sabina Berman著『La mujer que buceó dentro del corazón del mundo』の表紙
文学

世界の中心に潜った女

La mujer que buceó dentro del corazón del mundo

サビーナ‧ベルマン

Sabina Berman
Donegal Magnalia S.L. (Antonia Kerrigan Agencia Literaria)

1941年、スペインのエストレマドゥラで起きた犯罪がアルカラ家の家族3代と、40年間彼らと関わりあった人々に影響をもたらす。陰謀、誘拐、殺人、拷問、男性から女性への暴力などをもりこんで、小説は展開する。著者は、ルポルタージュ的かつ軽快な文体で、起こった出来事を語り、登場人物ひとりひとりの心理に入り込みながら、少しずつ双方の人々を絡み合わせていく。その結果、感情と遺恨、愛と憎しみ、野望と苦悩、偽善ととりわけ罪悪感が渦巻く素晴らしい推理小説となった。子が父の罪を受け継ぎ、孫が祖父母の罪を受け継ぎ、代々汚点がひきつがれていく。

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Víctor del Árbol著『La tristeza del samurái』の表紙
文学

サムライの悲しみ

La tristeza del samurái

ビクトル‧デルアルボル

Víctor del Árbol
Donegal Magnalia S.L. (Antonia Kerrigan Agencia Literaria)

ヘンリー・マレーとクリスティアナ・モルガンは1925年ニューヨークで出会った。当時ヘンリーはハーバード大学の意欲的な医者で、ボストンの裕福な資産家の娘と結婚していた。一方、クリスティアナ・モルガンは美術を学ぶ激しい気性の学生で、退役軍人の妻だった。ふたりはどうしようもなく惹かれあい、スイスに渡ってカール・グスタフ・ユングの分析を受ける。ユングはクリスティアナを深いトランス状態に沈める。ノートに忠実に再現され描かれた若いクリスティアナのビジョンは、その後42年間続く絶対愛を探る実験の出発点となる。 当時の男性社会に果敢に立ち向かったクリスティアナ・モルガンの姿を描く。極限の思いにつき動かされた女性の波乱万丈の物語。

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Jorge Volpi著『La tejedora de sombras』の表紙
文学

影を紡ぐ女

La tejedora de sombras

ホルヘ‧ボルビ

Jorge Volpi
Donegal Magnalia S.L. (Antonia Kerrigan Agencia Literaria)