
小原 解子
Tokiko Ohara
ポプラ社 児童書編集部
ポプラ社、児童書編集部に在籍。ノンフィクション写真絵本と読みもの、さがし絵と迷路の絵本「冒険!発見!大迷路シリーズ」などを企画・編集。翻訳では『スティーブ・ジョブズ』(パム・ポラック&メグ・ベルヴィソ/著 伊藤菜摘子/訳)、『アンネのこと、すべて』(アンネ・フランクハウス/編 小林エリカ/訳 石岡史子/監修)、『わたしたちの森』(ジアナ・マリノ/作 小手鞠るい/訳)などを編集。子どもたちの知りたい、読みたい気持ちと現実を、本のなかでどのように組み合わせていくか、日々悩んでいる。
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おすすめ書籍
本書は《Chic@Genial(クールな男の子・女の子)》シリーズの3冊目。10歳から14歳の少年少女を対象に、この時期特有の変化に向き合いやすくすることを目的として書かれた。身体の発達の全過程と、ケアや衛生面について説明しているだけでなく、自分の気持ちや感情を認識してコントロールし、意思決定と向き合い、アイデンティティを見つけ、他者とかかわることを教えてくれる。正確で実用的、勇気づけてくれて楽しめる本だ。健康的な習慣を確立するための完璧な指導書で、ユーモアもたっぷり、少年少女と周りの大人たちがこの時期をうまく乗り越えるために理想的。イラスト、漫画、図表が入って、文章を理解しやすくなっている。さらに実例によって学んだ知識を試せる練習問題もついている。
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児童書・YA
発達っていい感じ!
¡Qué buen rollo el desarrollo!
マティアス‧ネスポロ
Matías Néspolo
Boldletters Editorial
0歳から100歳(と、それ以上)の子どもが持つ権利十か条を、詩の形でまとめた本。勇敢なアリたち、飽くことなく遊ぶ大人たち、夢見る国々、飛び方を学ぶ子どもたちの物語と風景を集めた。だが同時に悲しいカニ、ワンピースのポケットに涙を隠している女の子、退屈は必要で楽しいこととされている場所についても描く。私たちは遊び、夢見て、学び、幸せになり、自分を愛し、人を愛し愛される権利を取り戻す。自然のなかで生き、悲しみ、泣き、退屈し、そしてもちろん、自由に生きる権利を守るのだ。
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児童書・YA
命の鼓動
Batecs de vida
ベア‧ラモス
Bea Ramos
Obrador Editorial, S.L.
近代美術館での散策はいかが? この本の主人公はマティス、モンドリアン、ピカソ、ドローネー、モネ、ゴッホ、ミロなどの画家を称える架空の美術館を歩き回る。各見開きページには折り返しがついていて、芸術ムーブメントに関しての簡潔な説明が添えられ、裏にはその時代の画家の絵に着想を得た迷路遊びがある。もう一度戻って遊びたくなること間違いなし!この美術館を訪れる親子と一緒に行って、印象派からポップアートまでの近代美術を堪能しよう。もし迷子になったら迷路を抜けて次の部屋へ出よう。案内付きの絵画巡りはすぐに信じられないような迷路の大冒険となるだろう。
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