若く美しいアウロラは、混乱のスペインと苦しかった過去を後に残し、メキシコに居を移して、裕福なビヒル=デキニョネス一族のベビー・シッターとして働くことにする。時は1941年。メキシコの雰囲気は、アウロラが逃れてきた陰鬱なスペインとは全く違っていた。ダンス、パーティ、大オーケストラ、そしてなんといっても映画産業が隆盛期で、メキシコの映画スターたちはハリウッドのスターたちと競っていた。アウロラは彼女の本当の将来は、戦争の恐怖に打ちひしがれたスペインではなく、メキシコにあると理解する。アウロラは、富と栄光の夢を追うスペイン人青年パブロ・アリアガに恋をする。彼は、映画パージのために1936年に消えてしまったある映画のフィルム3巻を見つけることにとりつかれている。アウロラは謎めいたドイツ人女性と親しくなる。多くの秘密を隠す売春宿のオーナーだ。運命は、若い主人公アウロラに、過去と未来の選択を迫ることになる。