1851年。悲劇がクロンプトン・プレイスの屋敷を揺るがす。ロイセストン兄弟と母親が謎の死を遂げた。孤児のフランキー少年は犯人を暴く鍵となる、不穏な秘密の会話を耳にする。そしてカウントダウンが始まった…。恐ろしい呪いを解くために、フランキーは自分の命を危険にさらす。ヴィクトリア朝英国を舞台にしたディケンズ風の小説。アクションが満載で、現実と魔術が交錯。人間性を映し出す恋模様もあり、ヤングアダルトにうってつけの物語だ。