バネッサは雲の中で生きているかのように夢見がちな現代の王女様。バビア王国でキリンや魔女やシャボン玉と暮らしている。結婚する年頃になると、両親はそわそわしはじめた。そこで名付け親の妖精は、王女に求婚する者は、なぞなぞを解かなければならないという条件を付けてはどうかと提案する。彼女の婿になるには、少なくとも想像力が豊かでなければならない。けれど、物事は思い通りにいくとは限らないのだ。