若い女教師がアマゾンのジャングルにある学校に転勤になり、自分の本をたくさん持ってやってきた。生徒たちが一番好きなのは、物語を読んでもらうことだった。その後、生徒たちは本をそれぞれの家に持って帰った。母親やおばあちゃんたちは、字が読めないけど、それらの本を興味津々で見つめていた。ジャングルの村の住人たちは、たくさんの伝説を語るのが常だったが、当時若い女教師は、それらがただの伝説だと思っていた。都会と本に慣れた若い教師は、異なった現実と出会い、カルチャーショックを受ける。しかし、やがて彼女は自分だけが教える立場にあるわけではないことに気付く。この本は全てを捨てて教育という夢を追いかけるラテンアメリカの女性教師たちへ敬意を表するとともに、また、はるか遠い村が持つ伝説に対する畏敬の念を表している。