Irene Vasco
イレネ‧バスコ
イレネ‧バスコはコロンビア人作家。数多くの児童書‧YAを出し、大きな賞を受賞したものもある。これまでのキャリアの大半をコロンビアの奥地で、読書や読者教育についてのワークショップに費やしてきた。先住民コミュニティや女性農民向けの市民権や社会責任に重点を置いた国家プログラムや公的プログラムに頻繁に参加。しばしば、児童書や読書促進に関する講演をするため、国際イベントに招待されている。学士(文学)を所持、児童‧YA文学専攻、ポルトガル語とフランス語の翻訳者。
パレンケ村では、ほとんどだれも字を読めない。店の主人のべランディアさんは、字が読める数少ない人のひとりだ。ヒナは手紙をうけとりはじめたとき、ラブレターだと思っていたが、弟はその謎めいた手紙を読んでみたくて字をおぼえようと決心する。コロンビアでよく知られた作家イレーネ・バスコによる、コロンビアの小さな村から届いた、心あたたまる識字のお話。
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児童書・YA
カーMン紙の文字
Letras al carbón
イレネ‧バスコ
Irene Vasco
Editorial Juventud
若い女教師がアマゾンのジャングルにある学校に転勤になり、自分の本をたくさん持ってやってきた。生徒たちが一番好きなのは、物語を読んでもらうことだった。その後、生徒たちは本をそれぞれの家に持って帰った。母親やおばあちゃんたちは、字が読めないけど、それらの本を興味津々で見つめていた。ジャングルの村の住人たちは、たくさんの伝説を語るのが常だったが、当時若い女教師は、それらがただの伝説だと思っていた。都会と本に慣れた若い教師は、異なった現実と出会い、カルチャーショックを受ける。しかし、やがて彼女は自分だけが教える立場にあるわけではないことに気付く。この本は全てを捨てて教育という夢を追いかけるラテンアメリカの女性教師たちへ敬意を表するとともに、また、はるか遠い村が持つ伝説に対する畏敬の念を表している。
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