権力をどうやって手に入れるのか? どうやって保持するのか? ニッコロ・マキャベリは当時の為政者たちに思いを馳せながら君主論を書いたが、著者はその考えが政治や軍隊、企業や社会活動における現代のリーダーにも当てはまることを明らかにする。しかし、マキャベリの考えは有効であり続けるのだろうか? 著者とマキャベリが時代を超えて重ねる熱く赤裸々な対話は、権力とは外見が変わっても本質は変わらないこと、たとえ現代のリーダーたちがSNSとアルゴリズムによる複雑な世界に適応しなければならなくても、全時代における最高のインフルエンサー、ニッコロ・マキャベリの成功(と失敗)を忘れてはならないということを教えてくれる。