Mar Cantero
マル‧カンテロ
マル‧カンテロは小説家であり、パーソナル&クリエイティブ‧コーチ。マドリード文芸学校で学び、スペイン国立通信教育大学で歴史学を学ぶ。現在、雑誌「ミア」、「オブへティボ‧ビエネスタル」、「クルティバル‧サルー」に定期的に寄稿し、メンテス‧アビエルタス誌の編集長も務めている。「コスモポリタン」などの雑誌に多数の記事を執筆。作家として、歴史、恋愛、ユーモア、推理の各ジャンルの小説の他、自己啓発本も出版している。著書に、『El árbol de los pájaros alegres(陽気な鳥たちの木)』(エリャス賞最終候補)、『Los viernes, el paro duerme(金曜日は失業者も休む)』(セビーリャ文芸協会賞35歳以下部門最終候補)などがある。前作『Los mares del alba(夜明けの海)』
(Ediciones B、2017)は、評価、売り上げともに成功を収めた小説である。…
「電気が消えるやいなや観客を座席に釘付けにする映画のワンシーンのように『ネズミ捕り』は登場した。目がくらむほどすばらしい小説。読者をとらえ、征服し、誘惑し、最後まで虜にする」と、Mandela(マンデラ)、Indian Express(インドエキスプレス、2011年アソリン賞)の著者ペパ・ローマ。 過去を乗り越えることは出来るのか? 母の病気によりアンヘルは、つれあいの女性と共に実家のある故郷へ向かう。幼年期を過ごした村は思い出に満ち、今なおトラウマとなって彼を苦しめるある秘密が蘇る。誰もがひとつは持っている決して人には言えない秘密。数年後、彼はインドに移り住み、人々の生き様や苦しみなどを見るうちに、自らの過去を受け入れ、生きる意欲を取り戻していく。
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文学
ネズミ捕り
El matarratas
マル‧カンテロ
Mar Cantero
Nowevolution Editorial
スペインの初期の女性パイロットたちの生きざまに着想を得て、マル・カンテロがすぐれた文体と人の気持ちに寄り添う繊細さで女性たちの勇気を描いた感動的な作品。今よりも女性の社会進出が困難だった20世紀を舞台とする、冒険、愛、未来への希望に包まれた物語だ。3人の女性、3つの物語、3つのとき、そして彼女たちに共通するたったひとつの夢、空を飛ぶこと。RAFのパイロットになるためにロンドンに向かうライア(1939年)、マドリードの軍事基地で飛行機に囲まれて育ち、空を飛んで世界を発見したいと願うアビガイル(1965年)、ある美術品収集家のプライベートジェットの操縦士になるためバルセロナに戻るシャルロッテ(2018年)。それぞれの時代に夢を実現しようと奮闘する女性たちの物語は、最後にひとつに収束していく。
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