学校が単なるスペースでなくなってから随分経つ。新型コロナウイルスのパンデミックにより、学校は3次元、ハイブリッド、ユビキタスな空間へと加速度的に変化していき、今や予測不能性や不確実性に対する判断、解釈、解答や解決策の提供について学ぶ場となった。そういう状況に学校組織はどのようにすれば柔軟に対応できるのか? この課題に強い関心を有する熱意ある学校経営者たちは、学校組織というモデルが時代に追いついていないことを認識している。われわれはつながり、共有し、対比し、実行するという、コミュニケーションとアクションのネットワークをリードしなければならない。しかもそれを、能力と最適なソリューションを提供する、シンプルかつ明確で効率的な構造とすることも求められる。このネットワークマップにおいて重要な役割を担うのが、目的と人を結びつけるミドルマネージャーたちであり、彼らこそ教育現場を変える真の担い手なのだ。