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Tapia, Verzello & Pérez S.L.

Tapia, Verzello & Pérez S.L.

タピア‧ヴェルセーリョ&ペレス

出版社

CIF

B65496093

所在地

Magatzems 1, 2

バルセロナに拠点を置く独立系出版社です。2011年から印刷およ デジタル形式で書籍を出版しており、カタログにはノnール小説、注釈付きの新訳古典、スペイン語およ カタルーニャ語の現代文学が含まれています。

時間をかけて自分の居場所を見つけたダニエルだったが、その夜、ポルトボウの人気のない駅で友人の到着を待っている間に、思い出がふいに押し寄せてくる。なんということのない平凡な人生、ソフィア・ドゥランとの思い出、そんな人生に影を落とす、近年のヨーロッパの歴史がからんだある悲劇を織り交ぜて話は進行する。記憶の中で主人公は、その時々の心の動きという舞台を通して読者を物語に導く。都会の風景描写は読み手を魅了し、親密なトーンにサスペンスの味付けの加わった物語は、一気に読まずにいられない。跡形もなく変貌していくヨーロッパを背景に、住み慣れた土地を離れた人々が求め、求め合い、ひとつの時代の中で、個人のひそやかな歴史とその時代の人々の歴史がからみあう。

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文学

ポルトボウ夜想曲

Nocturno de Portbou

ジャウメ‧ベナベンテ

Jaume Benavente
Tapia, Verzello & Pérez S.L.

プリミティボ・ダトロが作家マウロ・レデスマ=ペリスの筆耕者を募集の広告を見て応募したとき、自分が恐怖の迷路に入りこみつつあるとは思いもしなかった。作家の蛮行にあった後、プリミティボは他の被害者の証言を集めた証言集を作ることにする。こうして生まれたのが『下劣な人生』だ。その残忍な行為をなんとか逃れた者たちの話を通じて、レデスマ=ペリスの人生と人間性を浮き彫りにした本だ。エクトル・サンチェス=ミンギリャンは本作で、倒錯したナルシシストの人となりと、ねじれて混乱した誘惑のやり口を巧みに描きだす。感動的ともグロテスクとも言える一連の登場人物を通して物語は、人と作品とのロマンティックな一致に関する異端的な考察を見事に繰り広げていく。

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文学

下劣な人

La vida puerca

エクトル‧サンチェス‧ミンギジャン

Héctor Sánchez Minguillán
Tapia, Verzello & Pérez S.L.