Penguin Random House
ペンギン‧ランダム‧ハウス出版グループ
出版社
CIF
ESA 8116147.00
所在地
Travessera de Gràcia, 47-49. 08021. Barcelona (España)
ペンギン‧ランダム‧ハウス出版グループは本の出版‧流通を専門とする会社で、読者と著者に最上の文学体験を提供する。これはスペイン語の歴史上重要な出版社から受け継いだ旗印であり、それによって実に幅広い出版物を刊行してきた。
クボ、ゴール、ピッパの3人は、エナジードリンクをがぶ飲みし、マリファナを吸いまくるアウトローのティーンエージャーたちだ。1年ちょっと前にこの世の男たちは全員謎の失踪を遂げた。今は女だけの世界で、平和と正義が保たれ、経済は順調に推移し、貧困は完全に根絶されている。ある朝、3人は休み時間に教室を抜け出し、そのまま授業をサボることにした。こっそり何本目かのマリファナを吸っていた時、ピッパは誤ってイスからころげ落ちてしまう。ところが彼女が倒れたところは地面ではなかった。不思議の国のアリスがウサギの穴を通ってたどり着いたようなパラレルワールドに夢心地で降り立ったのだ。ピッパと一緒にゴールとクボも、出発地も目的地もはっきりしない幽体離脱の旅に出ることになるが、そこで彼女たちは奇妙な変身を遂げ・・・。
詳しく見る

コミック
ウープス
Hoops
ヘニエ‧エスピノサ
Genie Espinosa
Penguin Random House
アディラネは、祖母ルットの内戦時の幼い頃の記憶を記録するというたよりない理由を言い訳にして、バスク北部の海辺の村にある実家に戻る。一言の説明もなしに、夫と5歳になる娘を残し、自分自身の過去から新たな出発点を見つけるつもりだった。故郷では、祖母と共に、何年も前から言葉を交わしていない母アドリアナが暮らしている。3つの違った歴史的、政治的背景のもと、常にはりつめた土地で人を育て世話していくのは何を意味するのか。世代の異なる母と娘が、潮の満ち干のリズムと力にのせて、それまで遠ざけてきた家族の秘密や緊張に揺れる一族の物語を紡ぎあげる。
詳しく見る

文学
引き潮
La bajamar
アロア‧モレノ‧ドウラン
Aroa Moreno Durán
Penguin Random House
「あなたの耳に入っているかどうかわからないけど、ロベルトが亡くなったの」。こんなふうに始まる、かつての同級生ロシオのメッセージを読んだとき、エレナはドキッとした。文学の教師に恋をしたと気づいたあの日と同じように。今は彼の死、そして思い出と対峙しなければならない。エレナは死がどんなものか知っている(両親は、それぞれ全く異なる状況で亡くなった)が、ロベルトの死はすべての亡者を揺さぶる。エレナは毀誉褒貶相半ばするグルメ評論家だが、今は途方に暮れている。勤務している雑誌社からもパートナーからも遠く離れた故郷アルカラ・デ・エナレスにいると、思い出があふれて胃が重苦しくなってくる。遺体安置所ではロシオのほかに、ロベルトの妻ラウラがエレナを待っていた。ラウラはエレナに、ロベルトの日記を持っていてほしいとしつこく頼む。そこにはエレナの思い出とは異なる話が書かれている。エレナはその日記をどうするのだろう? 彼との想い出を作り替えるのか?
詳しく見る
