1892年、英国。名高い収集家で冒険家のクリスチャン・モンゴメリーは慌てた様子で、孫のウィリアム・ジャクソンにしばらくの間事業を見ていてほしいと頼んだ。経営する骨とう品店で売る品を求めて、カラカスに行かなければならなくなったのだという。だが、時が過ぎても彼は戻らず、謎めいた手紙が届いて、心配したウィリアムは助けを求めることに決めた。手紙のなかで、祖父は固く守り続けてきた秘密を打ち明け、最も価値ある財産、機械仕掛けの動物創造にまつわる秘密が隠された本をカラカスまで持ってきてほしいとウィリアムに頼んでいた。その瞬間からウィリアムは本を守り、祖父の居場所を突き止めるため、次から次へと冒険に巻き込まれて数多くの危険と対峙することになる。というのも、不本意ながら、だれかにあとをつけられていたからだ。本はどうなるのか? ウィリアムは祖父を見つけられるだろうか?