大嶋田菜のデビュー小説『Tratado de geometría(幾何学論)』は、「あなたが存在しないから、あなたに書く」という言葉から始まる。これは著者が追求するものを余すところなく伝えている。200ページ以上にわたるラブレターである。物語はふたつの異なる時間と場所で展開する。第1部では、黙示録的な現在。ある女性が長方形の内部を動き回り、彼女を取り巻く小さな世界を観察する。そこで彼女は他の形、自分自身、周囲の環境、感覚、そして愛と親しんでいく。第2部では、別の女性(同じ女性だろうか?)が、物事が名前を持つ前の世界にたどりつく。そこで彼女は、言葉をつくりだし、自分を理解し、名づけ、自分の場所とあらゆるものの場所を見つけていく。『Tratado de geometría(幾何学論)』は、存在、愛、セックス、感情がもたらす混乱について語る。絶対的で利己的な必要性や、私たちの存在を肯定する肉体的欲求という名の深淵の縁に現れては消える他者の身体との関係性についても語られている。
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