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Menoslobos taller editorial, S.L.

Menoslobos taller editorial, S.L.

メノスロボス・タジェール

出版社

CIF

B24536708

所在地

Palomera, 3 - 1.º – 24007 León (España)

ウェブサイト

見てのとおり、ミスター・グリフィンは一般的な出版社ではない。書物を好み、内容はもちろん、その物理的な形状を非常に大切にしている。良質な紙の手触り、オフセットインクの匂い、ページが擦れる音、しっかり製本された本を初めて開いたときの音、そして本が読者の手にしっくりと馴染む感触は、何物にも代えがたい喜びだ。エレガントなフォントと適切な活字の大きさ、快適に持てて読書を楽しめるゆったりとしたノドの余白についても言うまでもない。

私たちは、内容はもちろんのこと、書籍の物理的な形を最大限に配慮することを約束する。そして、読者への敬意を、私たちの情熱の対象である「本」そのものにも広げていきたい。

『シェアアパート(シェアハウス)』は、内側の小説。魔法と記憶と日常性が組み合わさった、風俗小説的中編。多くの思い出や経験を持つ5人の婦人の人生と、ひとりの若い娘の人生が交差する。主人公の娘は、婦人たちがシェアしているアパートになぜ、どのようにして自分が現れたのかわからない。彼女は、婦人たちの儀式に参加し、本や言葉を分類し、毎週金曜日には即席の美容サロンになる居間で、彼女たちの紫色がかったふんわりした髪の手入れをし、食事ごとに食後の長いおしゃべりにつきあい、ことに住人たちがくりだす物語に耳を傾ける。インスタグラムと労働、外国の訪問、昨日の歌が、女性同士のコミュニケーションと共生を描いたこの小さな小説のなかでまじりあう。

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Ana Flecha Marco著『Piso compartido』の表紙
文学

シェアアパート(シェアハウス)

Piso compartido

アナ・フレチャ=マルコ

Ana Flecha Marco
Menoslobos taller editorial, S.L.

大嶋田菜のデビュー小説『Tratado de geometría(幾何学論)』は、「あなたが存在しないから、あなたに書く」という言葉から始まる。これは著者が追求するものを余すところなく伝えている。200ページ以上にわたるラブレターである。物語はふたつの異なる時間と場所で展開する。第1部では、黙示録的な現在。ある女性が長方形の内部を動き回り、彼女を取り巻く小さな世界を観察する。そこで彼女は他の形、自分自身、周囲の環境、感覚、そして愛と親しんでいく。第2部では、別の女性(同じ女性だろうか?)が、物事が名前を持つ前の世界にたどりつく。そこで彼女は、言葉をつくりだし、自分を理解し、名づけ、自分の場所とあらゆるものの場所を見つけていく。『Tratado de geometría(幾何学論)』は、存在、愛、セックス、感情がもたらす混乱について語る。絶対的で利己的な必要性や、私たちの存在を肯定する肉体的欲求という名の深淵の縁に現れては消える他者の身体との関係性についても語られている。

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Tana Oshima著『Tratado de geometría』の表紙
文学

幾何学論

Tratado de geometría

大嶋 田菜

Tana Oshima
Menoslobos taller editorial, S.L.

旅行記を出版しようとしていた編集者からの非公式な提案に触発され、著者は旅行という行為や概念をめぐる周辺的なアイデアについての本を好きなように執筆しようと決意した。それ以外ではない、ある特定の場所の出身であるという概念、自身の知る範囲外に世界があるという認識、幼い頃の未来への展望、移動、荷物、同行者、旅から持ち帰る有形無形の記憶、そして純粋に楽しむための旅行という特権(あるいは幻想)等。どこか具体的かつ普遍的な考察の中に、エピソード、夢、記憶、そして現実と想像上の領域についての観察が織り交ぜられている。

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Ana Flecha Marco著『Planeta solitario』の表紙
文学

孤独な惑星

Planeta solitario

アナ・フレチャ=マルコ

Ana Flecha Marco
Menoslobos taller editorial, S.L.

アドナイス賞及びスペイン国営ラジオ局RNEのオホ・クリティコ賞(2018)を受賞したアルバ・フローレス=ロブラが読者に贈る愛の詩集。波乱に満ちた愛、平穏な愛、そして愛の欠如。そしてまた、私たちが見ることは叶わないが、どこかで育ち続けるだろう森の愛。不明瞭な事柄の多い今日にはうってつけの1冊。アルバは近年のスペインの詩の世界に新鮮な声を吹き込む詩人のひとり。そして同時に、最も儚い声でもある。

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Alba Flores Robla著『Azca』の表紙
文学

アスカ

Azca

アルバ‧フローレス‧ロブラ

Alba Flores Robla
Menoslobos taller editorial, S.L.

作者のナチョ(イグナシオの愛称)は現実というものに納得していない。言い換えれば、彼は現実に欺かれていないということだ。それゆえナチョは、長編ではなく短編集を出したのだ。新しい情報を伝えるという意味でnovela(ラテン語のnovelは「新しい」などの意味を持つ)と呼ばれる長編は、ゆったりと十分なスペースを持つジャンルである。一方、彼が我々の前に提示した短編集は一度読めば全体が記憶に残り、かつ新鮮だ。その中では以前のものでさえ新しいからだ。それぞれの作品において作家は、例えば後世のこととして記憶の比喩を用いてみたり、自分を独特だと感じるのは皆にあることで陳腐だという、注目すべき考えを取り入れたりしている。この日常のさまよいという糸でナチョは連結したシーンの仕掛け(罠でもある)を、そして心そのものの仄暗さの中、思考の周囲に見つけた難解な言葉を織り上げていく。作中で説明こそされていないものの、彼の静謐で澄み切った文章はおそらく本人も意図しないうちに、読者を理解に導いてくれるのだ。(ルベン・ラルディン)

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文学

ソノロ物語

Monogatari

イグナシオ‧アバド

Ignacio Abad
Menoslobos taller editorial, S.L.

この小説には読者を待ち受ける多くの驚きがあり、そこには著者イグナシオ・アバドによる金細工のように繊細な仕事や、少しずつ読者を巻き込んでいくプロット構築の正確さが隠されている。物語を組み立てる彼の能力と、主人公である名前のないジャーナリストのしっかりした人物造形に裏打ちされて、私たちの前に繰り広げられるのは、過去、現在、未来を行き来し、ついには一対の鏡のなかで、あるいは迷宮、交錯するストーリーの迷路のなかで枝分かれしていく裁断された物語だ。読み進むにつれ、何が真実で何が噓か、どこまでが現実でどこからが空想か、それらを隔てるぼやけた線のどちらが正しい側なのかを見分けるのはどんどん複雑な作業となり、厄介で刺激的な挑戦になる。

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Ignacio Abad著『En Düsseldorf no hay ni puede haber leones』の表紙
文学

デュッセルドルフにライオンはいないし、いられない

En Düsseldorf no hay ni puede haber leones

イグナシオ‧アバド

Ignacio Abad
Menoslobos taller editorial, S.L.