マルタはごく普通の13歳の⼥の⼦。何ひとつ変わったことの起きない、ベツリアという⼩国に住んでいる。興味があるのはその年代のほかの⼦たちと同じ(ユーフォリアという⾳楽グループや、友だちと遊びに出かけること)で、政治なんて死ぬほど退屈と思っていた。ところが究極のライバル、エクトル・ルフィアン・ジュニアに対抗心を燃やして学校の⽣徒会⻑に⽴候補したことから事態は⼀変する。悪事と賄賂にまみれたルフィアン⼤統領の息⼦、エクトルと争う⽣徒会⻑選挙が偶然にも⼤統領選挙と重なり、ベツリアの国⺠はふたつの選挙を取り違えてしまう。そして、これまでの政治家にうんざりしている国⺠は、なんとベツリア初の⼥性⼤統領を誕⽣させるべく⼀丸となってマルタに投票する。ガール・パワー!少⼥が⼤統領?!マルタに衝撃が⾛る。しかしベツリアの法律では、⼤統領は選出後100⽇間は辞任することができない。マルタは友⼈の⼒を借りて⼤統領を務めるため奮闘する。