マルティナはちょっと寂しい。パパとママが、歯が生えてきた弟のマルクのことばかりかまうからだ。ある日、弟にぬいぐるみをこわされて腹を立てたマルティナは、家を出てモンスターの世界に行き、友だちのアニトラムと遊ぶことにする。ところが、知らないうちにマルクがついてきていた。マルクはアニトラムの弟のクラムと遊びはじめて、ふたりで迷子になってしまう。マルティナとアニトラムは弟たちを探すうちに、なくなったくつ下の国にたどりつく。その国の王様は、弟を返してほしければなぞなぞに答えろと言う。アニトラムとふたりで悪い王様をうちやぶったマルティナは、おねえちゃんになるのも悪くないとわかる。