アントニア・スコットは何をも恐れない。恐れているのは自分自身だけ。しかし、そんな彼女よりも危険な人物が現れる。彼女を打ち負かしかねない人物だ。黒い狼は刻一刻と近づいてくる。アントニアは今初めて恐怖を感じる。